労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成23年2月の県内の概況

新規求職者数は3ヶ月ぶりに前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業（他に分類されないもの）のすべてで増加し、全体としては16ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

2月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ5．6％増加し、有効求職者数(季節調整値)は1．3％増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0．59倍で、前月より0．02ポイント上回った。正社員における有効求人倍率（原数値）は0．36倍となり、前月より0．02ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は10，123人で、前年同月に比べ39．7％増加した。うちパートを除く求人は6，491人で、同43．1％増加し、パートタイム求人は3，632人で同33．9％増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が28．2％、製造業が55．2％、運輸業・郵便業が22．3％、卸売業・小売業が54．6％、宿泊業・飲食サービス業29．1％、医療・福祉が41．4％、サービス業（他に分類されないもの）が57．8％とともに増加した。

・求職の動向

新規求職者は9，722人で、前年同月に比べ7．5％増加した。うちパートを除く求職者は7，294人で同7．7％増加し、パートタイムの求職者は2，428人で同6．7％増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は12ヶ月連続増加し、離職者は6ヶ月連続して減少した。また、無業者は19ヶ月連続で増加している。
離職者のうち定年退職者は108人で前年同月に比べ2．9％増加し、 事業主都合離職者は1，284人で同14．3％減少し、自己都合退職者は同2，337人で0．4％増加した。

・就職の動向

就職件数は2，867人で、前年同月に比べ1．5％減少した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は29．5％で、前年同月比で2．7ポイント下回った。