労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成21年9月の県内の概況

新規求職者数は10ヶ月連続で前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、運輸業・郵便業、宿泊業・飲食サービス業で増加し建設業、製造業、卸売業・小売業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として26ヶ月連続で前年同月を下回っている。

・求人倍率の動向

9月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ0.6%増加し、有効求職者数(季節調整値)は2.5%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.37倍で、前月より0.01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.21倍となり、前月より0.02ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,595人で、前年同月に比べ4.2%減少した。うちパートを除く求人は4,852人で、同9.2%減少し、パートタイム求人は2,743人で同6.1%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、運輸業・郵便業が20.6%、宿泊業・飲食サービス業が2.1%とともに増加し、建設業が12.0%、製造業が34.5%、卸売業・小売業が10.3%、医療・福祉が1.9%、サービス業(他に分類されないもの)が19.2%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は8,933人で、前年同月に比べ5.5%増加した。うちパートを除く求職者は6,563人で同4.5%増加し、パートタイムの求職者は2,370人で同8.4%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者と離職者は13ヶ月連続の増加、無業者は2ヶ月連続増加となった。また、離職者のうちの定年退職者は102人で前年同月に比べ16.4%減少し、 事業主都合離職者は1,897人で35.7%増加、自己都合退職者は2,592人で11.1%減少した。

・就職の動向

就職件数は3,177人で、前年同月に比べ13.8%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は35.6%で、前年同月比で2.6ポイント上回った。