労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成21年6月の県内の概況

新規求職者数を前年同月比でみると、7ヶ月連続で増加した。新規求人数は前年同月比で、主要産業別で、宿泊業・飲食サービス業で増加し建設業、製造業、卸売業・小売業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として23ヶ月連続で減少した。

・求人倍率の動向

6月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ5.2%増加し、有効求職者数(季節調整値)は1.0%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.36倍で、前月より0.01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.18倍となり、前月と同水準だった。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,104人で、前年同月に比べ6.3%減少した。うちパートを除く求人は4,338人で、同15.3%減少し、パートタイム求人は2,766人で同12.3%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、宿泊業・飲食サービス業が35.7%増加し建設業が20.1%、製造業が33.9%、卸売業・小売業が15.6%、医療・福祉が4.9%、サービス業(他に分類されないもの)が18.3%とともに減少した。運輸業・郵便業は前年同月と同数だった。

・求職の動向

新規求職者は9,615人で、前年同月に比べ23.2%増加した。うちパートを除く求職者は7,208人で同23.5%増加し、パートタイムの求職者は2,407人で同22.3%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者と離職者は10ヶ月連続の増加、無業者は2ヶ月ぶり増加となった。また、離職者のうちの定年退職者は128人で前年同月に比べ56.1%増加し、 事業主都合離職者は2,476人で78.9%増加、自己都合退職者は2,635人で0.5%増加した。

・就職の動向

就職件数は3,153人で、前年同月に比べ18.1%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は32.8%で、前年同月比で1.4ポイント下回った。