労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成21年4月の県内の概況

新規求職者数を前年同月比でみると、5ヶ月連続で増加した。新規求人数は前年同月比で、主要産業別で、建設業、製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として21ヶ月連続で減少した。

・求人倍率の動向

4月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ7.8%減少し、有効求職者数(季節調整値)は2.1%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.36倍で、前月より0.04ポイント下回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.19倍となり、前月より0.04ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は6,726人で、前年同月に比べ26.3%減少した。うちパートを除く求人は4,387人で、同28.9%減少し、パートタイム求人は2,339人で同21.1%減少した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が49.1%、製造業が59.9%、運輸業・郵便業が46.0%、卸売業・小売業が29.8%、宿泊業・飲食サービス業が19.1%、医療・福祉が3.4%、サービス業(他に分類されないもの)が35.9%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は13,752人で、前年同月に比べ23.8%増加した。うちパートを除く求職者は10,592人で同29.1%増加し、パートタイムの求職者は3,160人で同8.7%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者と離職者は8ヶ月連続の増加、無業者は5ヶ月連続増加となった。また、離職者のうちの定年退職者は348人で前年同月に比べ5.5%増加し、 事業主都合離職者は4,681人で93.3%増加、自己都合退職者は3,336人で2.9%減少した。

・就職の動向

就職件数は2,944人で、前年同月に比べ1.7%減少した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は21.4%で、前年同月比で5.5ポイント下回った。