労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成20年12月の県内の概況

新規求職者数を前年同月比でみると、2ヶ月ぶりで増加した。新規求人数は前年同月比で、主要産業別で、卸売・小売業、医療・福祉で増加したが建設業、製造業、運輸業、飲食店・宿泊業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として17ヶ月連続で減少した。

・求人倍率の動向

12月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ2.9%減少し、有効求職者数(季節調整値)は3.0%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.49倍で、前月より0.02ポイント下回った。正社員における有効求人倍率は0.30倍となり、前年同月より0.11ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は5,891人で、前年同月に比べ19.5%減少した。うちパートを除く求人は3,735人で、同29.5%減少し、パートタイム求人は2,156人で同6.9%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、卸売・小売業が36.2%、医療・福祉が3.8%と増加し、建設業が29.1%、製造業が49.2%、運輸業が4.1%、飲食店・宿泊業が28.6%、サービス業(他に分類されないもの)が47.8%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は6,547人で、前年同月に比べ28.9%増加した。うちパートを除く求職者は5,150人で同30.3%増加し、パートタイムの求職者は1,397人で同24.0%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者と離職者は4ヶ月連続の増加、無業者は5ヶ月ぶり増加となった。また、離職者のうちの定年退職者は85人で前年同月に比べ1.2%増加し、 事業主都合離職者は1,709人で85.6%増加、自己都合退職者は1,839人で11.9%増加した。

・就職の動向

就職件数は2,182人で、前年同月に比べ7.6%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は33.3%で、前年同月比で6.6ポイント下回った。