労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成20年11月の県内の概況

新規求職者数を前年同月比でみると、3ヶ月ぶりで減少した。新規求人数は前年同月比で、主要産業別で、建設業、製造業、運輸業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)の全てで減少したため、全体として16ヶ月連続で減少した。

・求人倍率の動向

11月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ5.5%減少し、有効求職者数(季節調整値)は2.7%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.51倍で、前月より0.05ポイント下回った。正社員における有効求人倍率は0.31倍となり、前年同月より0.09ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は6,387人で、前年同月に比べ30.6%減少した。うちパートを除く求人は4,119人で、同37.1%減少し、パートタイム求人は2,268人で同14.6%減少した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が39.0%、製造業が58.7%、運輸業が45.1%、卸売・小売業が11.2%、飲食店・宿泊業が25.1%、医療・福祉が7.4%、サービス業(他に分類されないもの)が36.3%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は6,638人で、前年同月に比べ0.2%減少した。うちパートを除く求職者は5,130人で同1.0%増加し、パートタイムの求職者は1,508人で同4.1%減少した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者と離職者は3ヶ月連続の増加、無業者は4ヶ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は72人で前年同月に比べ14.3%減少し、 事業主都合離職者は1,348人で21.7%増加、自己都合退職者は2,223人で5.7%減少した。

・就職の動向

就職件数は2,360人で、前年同月に比べ10.7%減少した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は35.6%で、前年同月比で4.2ポイント下回った。