労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成19年11月の県内の概況

　新規求職者数を前年同月比でみると、6ヶ月連続で減少した。新規求人数は前年同月比で、主要産業の医療・福祉で増加したが、建設業、製造業、運輸業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として4ヶ月連続で減少した。

・　求人倍率の動向

　11月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ5.6%減少し、有効求職者数(季節調整値)は1.0%増加した。
　この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.73倍で、前月と比べ0.05ポイント下回った。正社員における有効求人倍率は0.40倍となり、前年同月より0.05ポイント下回った。

・　求人の動向

　新規求人(パートを含む。)は9,207人で、前年同月に比べ22.3%減少した。うちパートを除く求人は6,550人で同19.8%減少しパートタイムの求人は2,657人で同27.8%減少した。
　主要産業別に前年同月比でみると、医療・福祉が4.3%増加し、建設業が13.2%、製造業が15.1%、運輸業31.8%、卸売・小売業が27.2%、飲食店・宿泊業が16.2%、サービス業(他に分類されないもの)が31.5%ともに減少した。

・　求職の動向

　新規求職者は6,650人で、前年同月に比べ5.0%減少した。うちパートを除く求職者は5,078人で同4.2%減少し、パートタイムの求職者は1,572人で同7.5%減少した。
　新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は3ヶ月連続で増加し、離職者は6ヶ月連続の減少、無業者は9ヶ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は84人で前年同月に比べ33.3%減少し、 事業主都合離職者は1,108人で3.2%減少し、自己都合退職者は2,357人で3.6%減少した。

・　就職の動向

　就職件数は2,643人で、前年同月に比べ6.7%減少した。
　新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は39.7%で、前年同月比で0.8ポイント下回った。