労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成19年7月の県内の概況

　新規求職者数を前年同月比でみると、2ヶ月連続で減少した。新規求人数は前年同月比で、製造業、運輸業で減少したが、建設業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加したため、全体として2ヶ月連続で増加した。

・ 求人倍率の動向

　7月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ2.1%減少し、有効求職者数(季節調整値)は1.8%減少した。
　この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.86倍で、前月と比べ同じ水準となった。正社員における有効求人倍率は0.40倍となり、前年同月より0.03ポイント上回った。

・ 求人の動向

　新規求人(パートを含む。)は10,350人で、前年同月に比べ6.6%増加した。うちパートを除く求人は7,197人で同5.1%増加しパートタイムの求人は3,153人で同10.4%増加した。
　 主要産業別に前年同月比でみると、製造業が8.9%、運輸業が22.9%減少し、建設業が12.3%増加し、卸売・小売業25.2%、飲食店・宿泊業が11.7%、医療・福祉が13.0%、サービス業(他に分類されないもの)が11.2%ともに増加した。

・ 求職の動向

　新規求職者は7,718人で、前年同月に比べ4.5%減少した。うちパートを除く求職者は5,933人で同6.9%減少し、パートタイムの求職者は1,785人で同4.4%増加した。
　新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は2ヶ月連続の減少で、離職者は2ヶ月連続の減少、無業者は5ヶ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は127人で前年同月に比べ同数で増減なし、 事業主都合離職者は1,484人で2.8%減少、自己都合退職者は2,680人で6.8% 減少した。

・ 就職の動向

　就職件数は2,663人で、前年同月に比べ2.8%減少した。
　新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は34.5%で、前年同月比で0.6ポイント上回った。