中之条労働基準監督署からのお知らせ（令和6年1月）

　令和6年1月に受理した令和5年に発生した労働災害の労働者死傷病報告は10件で、これにより令和5年の休業4日以上の労働災害発生件数の合計は85件（うち、9件はコロナウイルス罹患によるもの）となりました。

　前年同期（172件（うち、107件はコロナウイルス罹患によるもの））を87件下回る件数となっていますが、コロナウイルスの罹患を除いた件数で比較すると11件上回る件数となっています。

　事故の型については、「墜落・転落」2件、「転倒」2件、「激突され」2件、「切れ・こすれ」1件、「交通事故（道路）」1件、「高温・低温の物との接触」1件、「その他」1件となっています。

　毎年3月末日に労働者死傷病報告の受理件数の確定値が決定します。
　
　令和4年の労働者死傷病報告の受理件数の確定値（コロナウイルス罹患を除く）は72件であり、令和6年1月末時点までに報告があった令和5年に発生した休業4日以上の労働災害発生件数は令和4年の確定値を超えている状況です。
 

（※画像をクリックすると、PDFファイルがダウンロードできます）

　令和6年1月に受理した令和6年に発生した労働災害の労働者死傷病報告は7件で、前年同期と比較して5件上回る件数となっています。

　事故の型については、「転倒」3件、「墜落・転落」1件、「動作の反動・無理な動作」1件、「はさまれ・巻き込まれ」1件、「交通事故（道路）」1件となっています。

　昨年と比較して労働災害の発生件数が増加傾向にあり、また、土木工事現場ではしごから墜落し被災者が首に重傷を負う労働災害が発生しています。
 

（※画像をクリックすると、PDFファイルがダウンロードできます）

　まとめますと、令和5年の休業4日以上の労働災害の発生件数は1月末時点で令和4年の発生件数を超え、令和6年1月に発生している休業4日以上の労働災害の発生件数は前年同期を上回っている状況です。

　労働災害の発生件数を減少傾向に転じさせるために、事業場の皆様、労働者の皆様の協力が不可欠です。安全でより良い職場を作っていくためにご協力よろしくお願いします。