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機械等並びに有害物に関する規制

機械等並びに有害物に関する規制

機械等に関する規制

特定機械等の種類（労働安全衛生施行令第12条）

ボイラー(小型ボイラーを除く)
第一種圧力容器(小型圧力容器を除く)
つり上げ荷重が3トン以上(スタッカー式のクレーンにあっては、1トン以上)のクレーン
つり上げ荷重が3トン以上の移動式クレーン
つり上げ荷重が2トン以上のデリック
積載荷重が1トン以上のエレベーター(簡易リフトおよび建設用リフトを除く)
ガイドレールの高さが18メートル以上の建設用リフト(積載荷重が0.25トン未満のものを除く)
ゴンドラ

製造の許可

特定機械等を製造する場合、都道府県労働局長(以下、地方局長といいます)の製造許可が必要です。

製造時等検査等

特定機械等を製造、輸入、設置の際には地方局長の検査を受けなければなりません。

特定機械等を変更したり、再使用する際は、地方局長または労働基準監督署長(以下、署長といいます)の検査を受けなければなりません。

検査証の交付等／使用等の制限／検査証の有効期間等

特定機械等は、署長等から検査証の交付を受けなければ使用できません。

また、検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、厚生労働大臣の登録機関が行う性能検査を受けなければなりません。

譲渡等の制限等

特定機械等以外の機械で、危険もしくは有害な作業を必要としたり、危険な場所で使用するもの、危険もしくは健康障害を防止するため使用するもの(保護具等)は、厚生労働大臣の定める規格または安全装置を具備しなければ、譲渡、貸与、設置することができません。

個別検定／型式検定

上記「譲渡等の制限等」に示された機械等のうち、一定のものは厚生労働大臣等が行う検定に合格したものでなければ使用できません。

定期自主検査

ボイラーその他の一定の機械等は、定期自主検査を行うことが義務づけられています。

特定機械等以外の機械（動力プレス機械、フォークリフトおよび車両系建設機械等）については、厚生労働省令で定める自主検査(特定自主検査)を、労働者で資格を有するもの(事業内検査者)または地方局長等の登録を受けた検査業者による検査を年に1回もしくは2年に1回受けなければなりません。

特定機械にかかる有効期間の確認について

特定機械等には、機械ごとに有効期間が設けられています。

有効期間を記した検査証が必ず交付されているので、期間を超過することのないよう性能検査を受けて、有効期間を更新してください。

受検に当たっては、生産計画等と調整を図り、日程を確保してください。

群馬県内に設置されている特定機械等の性能検査を行うことができる登録性能検査機関は、下記リンクをご覧下さい。

登録性能検査機関一覧

危険物及び有害物に関する規制

製造等の禁止

黄りんマッチ、ベンジジン等重度の健康障害を生ずる物（含有製剤を含む)は、製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されています。

製造の許可

ジクロルベンジジン等重度の健康障害を生ずるおそれのある物(含有製剤を含む)は、厚生労働大臣の許可がなければ製造することができません。

表示等

爆発性の物、発火性の物、引火性の物の他、ベンゼン等健康障害を生ずるおそれのある物（含有製剤を含む）は、名称、成分およびその含有量、人体に及ぼす作用、貯蔵または取扱い上の注意事項等を容器または包装に表示しなければ、譲渡、提供ができません。

化学物質の「有害性」だけでなく、「危険性」も表示しなければなりません。

文書の交付等／法令等の周知

法令で定める製造許可物質または指定物質を含有する物を譲渡・提供する者は、文書等を交付しなければなりません。

政令で定める危険物もしくは有害物または法第56条第1項で定める物については、名称、成分およびその含有量、物理的および化学的性質、人体に及ぼす作用、貯蔵または取扱い上の注意、応急措置などを記載した文書の交付等により通知しなければ、譲渡、提供ができません。　

また、当該物質を使用する事業者は労働者に対してその内容を周知しなければなりません。