第6回 外国人技能実習生等受入適正化推進会議
岐阜労働局は、平成23年12月5日、「第6回技能実習生等受入適正化推進会議」をホテルグランヴェール岐山で開催しました。
この会議は、岐阜労働局が主催し平成18年から毎年開催しており、会議には名古屋入国管理局、国際研修協力機構、岐阜県、岐阜県警察本部、関係市などが参加(37名:23機関)し、入管法・労働関係法令の遵守など外国人技能実習制度の適正な運営に向けた取組を行っています。
会議は籾山座長(朝日大学大学院教授)により進行され、会議の開会に当たって、矢部岐阜労働局長から「技能実習制度については、なかなか改善が見られない。今後も各機関と必要な連携をして適正な制度運用と改善指導を行っていきたい。」との挨拶がありました。
その後、水島監督課長から局内の実習実施機関に対する監督指導結果について「違反事業場の割合は75%を上回り依然として高水準であり、また帳簿の改ざんなど悪質な隠蔽行為も確認されている。」との説明がありました。
また、参加した各機関から、現在の状況・適正な制度運用に向けた取組状況などの説明がありました。
会議において、技能実習生受入事業場への監督指導状況について、岐阜労働基準監督署長から、「タイムカード・賃金台帳など関係書類の改ざんや隠蔽、また監督官への虚偽の報告など事案は巧妙化・悪質化しており、司法処分を含めて対処していく。」との説明があり、引き続き関労働基準監督署長からも「二重帳簿を作成し、それに基づいて虚偽の説明を行うなど、最低賃金法・労働基準法違反の状態で技能実習生を雇用していることが認められる。」との説明がありました。また、今年度も監理団体に対して、適正な制度運用に向けた取組の実施について、要請文を送付することが確認されました。
参考資料
・外国人技能実習生等の適正な受入を
(時間額707円 発効日H23.10.1)