労働契約法・無期転換ルールとその特例について (いま、有期契約で働いている皆さま無期転換ルールはご存じですか)
有期契約労働者の無期転換ポータルサイト開設のお知らせ
「無期転換の準備を進めていますか?」
無期転換制度の導入に当たってのポイント、無期転換制度を導入している企業の事例紹介、無期転換ルールの導入促進のために厚生労働省が行っている支援策の紹介などを行っています。無期転換制度の導入時のポイントを取りまとめたハンドブックもダウンロードできます。
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○無期転換ルールの概要を解説する動画(5分程度) が政府広報オンラインに掲載されました。
労働契約法について
近年、就業形態が多様化し、労働者の労働条件が個別に決定・変更されるようになり、個別労働関係紛争が増加しています。このような中で、平成20年3月から労働契約法が施行され、労働契約についての基本的なルールを明らかにすることで、個別労働紛争を未然に防止し、労働者の保護を図りながら、個別の労働関係の安定に資することが期待されています。
また、平成24年には、有期労働契約の反復更新の下で生じる雇止めに対する不安を解消し、働く方が安心して働き続けることができるようにするため、労働契約法が改正され、有期労働契約の適正な利用のためのルールが整備されました。
○例えば、労働契約法ではこのようなことが規定されています。
【労働契約の原則】
労使対等の原則・均衡考慮の原則・仕事と生活の調和への配慮の原則、信義誠実の原則、権利濫用原則
【労働契約の内容の変更】
一方的な不利益変更の禁止、就業規則の変更による労働条件の変更など
【労働契約の継続及び終了】
出向・懲戒・解雇において、使用者の権利濫用に当たる出向命令や懲戒、解雇は無効
【期間の定めのある労働契約】
契約期間中はやむを得ない事由がある場合でなければ解雇できないことの明確化
契約期間が必要以上に細切れにならないよう使用者に配慮を求める等の内容
無期転換ルール
※ 平成25年4月1日以後に開始する有期労働契約について、通算5年を超えて繰り返し更新されたときは、
労働者の申し込みにより、期間の定めのない労働契約に転換できるルール
安心して働くための「無期転換ルール」とは (228KB; PDFファイル) ←くわしくはこちらをクリック
○ 「無期転換ルール」について、「高度な専門的知識等を有する有期雇用労働者」、「定年後に引き続き雇用される有期雇用労働者」が、その能力を有効に発揮できるよう、一定の条件を満たし、都道府県労働局長の認定を受けた事業主について、無期転換申込権が発生しないとする特例が設けられています。
厚生労働省ホームページ、参考資料のご案内
1 労働契約(契約の締結、労働条件の変更、解雇等)について(←こちらをクリック!厚生労働省HPへリンク)
労働契約等解説セミナー、労働契約法に関する主な制度について案内しています。
リーフレット「有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準」などをダウンロードできます。
2 改正労働契約法(平成25年4月1日施行)について(←こちらクリック!厚生労働省HPへリンク)
改正部分を含めた労働契約法の概要、無期転換ルールとその特例について案内しています。
リーフレット「改正契約法のポイント」、「労働契約法のあらまし」、 「高度専門職・継続雇用の労働者に関する無期転換ルールの特例について」などをダウンロードできます。
3 その他のリーフレットについて
・ 適切な労務管理のポイント(396KB; PDFファイル)
労働条件の変更や雇用調整をやむを得ず検討しなければならない場合であっても守らなければならない法令の概要や、
労務管理上参考となる主要な裁判例を取りまとめています。
・ ご存知ですか?「無期転換ルール」、「無期転換ルールQ&A」 (1034KB; PDFファイル)