厚生労働事務官とは

 厚生労働事務官は、厚生労働省の地方機関である労働局やハローワーク、労働基準監督署などで働く国家公務員です。

業務内容

 厚生労働事務官には大きく分けて以下の2つの系統があり、系統ごとに採用されます。

 (1)共通採用事務官(ハローワーク・労働局)
  ・職業安定業務:求職者への職業相談・職業紹介・雇用保険の給付、事業主に対する指導・援助など
  ・人材開発業務:職業訓練のあっせん、訓練機関との調整など
  ・雇用環境・均等業務:男女雇用機会均等法、育児・介護休業制度の促進など
  ・庶務業務:勤怠管理、備品管理、庁舎管理など

 (2)基準系事務官(労働基準監督署・労働局)
  ・労災保険業務:労働災害を受けた方への給付、専門的な審査など
  ・労働保険適用・徴収業務:事業主への保険料の徴収・管理など
  ・雇用環境・均等業務:共通採用事務官と同様に担当
  ・庶務業務:共通採用事務官と同様に担当  
 

採用後の処遇      

(1)人事異動 
 採用された労働局内で約2年ごとに人事異動があります。本人の希望によって、厚生労働本省への異動も可能です。
 ▶福井労働局の組織一覧

(2)初任給  
 初任給は、一般職試験(大卒程度)採用は220,000円、一般職試験(高卒程度)採用の場合188,000円となりますが、採用前の経歴に応じて加算される場合があります。

(3)諸手当
 支給要件に応じて通勤手当(上限1ヵ月当たり150,000円)、住居手当(上限1ヵ月当たり28,000円)、扶養手当などの各種手当が支給されます。
 また、6月、12月に期末手当・勤勉手当(ボーナス)が支給されます。

(4)研修  
 採用後は、労働大学校(埼玉県朝霞市)における基礎研修や北陸ブロック合同で行われる新規採用職員研修があります。
 また、初めての業務に就く場合には実地研修があり、特別な知識は必要ありません。
 

過去の採用状況

令和3年度  10名(男性4名、女性6名)
令和4年度  12名(男性7名、女性5名)  
令和5年度 11名(男性7名、女性4名)  
令和6年度 11名(男性5名、女性6名)
令和7年度 12名(男性5名、女性8名)

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