「CREATE-SIMPLE法を用いた化学物質のリスクアセスメント」研修会開催
令和元年8月26日(月)愛媛県松山市の愛媛県医師会館で、愛媛産業保健総合支援センターの主催により「CREATE-SIMPLE法を用いた化学物質のリスクアセスメント」研修会が行われました。
このCREATE-SIMPLE法とは、国により昨年3月に開発された化学物質のリスクアセスメント手法で、今年の3月にはバージョンアップされ、有害性のリスク(吸入のリスクと経皮吸収のリスク)と危険性のリスク(爆発・火災のリスク)が同時に評価できる総合的な化学物質のリスクアセスメントツールとして注目されています。
愛媛産業保健総合支援センターでは、この公表後間もないこのCREATE-SIMPLE法の評価手法をいち早く取り上げ、愛媛労働局労働基準部の岸泰広部長が講師として研修会を実施しました。
参加者は愛媛県内の事業場に所属する衛生管理者や産業医など労働衛生管理の中核となる労働衛生スタッフ61名が参加し、同法の評価の仕組みなどを、作業例による解説を交えながら熱心に聴講していました。
さらに、研修会後半には保護具メーカーの専門家(株式会社重松製作所マーケティング本部 今川輝男本部長)より、CREATE-SIMPLE法においてリスクの低減につながる呼吸用保護具や化学防護手袋について、保護具の種類と正しい選択・着用・保守管理について、実物を用いて保護具を解説し、さらに呼吸用保護具のフィットテストの手法など実演を交えながらわかりやすい説明が行われました。
岸労働基準部長の講演の様子
保護具の実演の様子
この記事に関するお問い合わせ先
愛媛労働局労働基準部健康安全課 TEL : 089-935-5204