平成27年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果
~ 静岡県内で155事業場 ~
静岡労働局の管下7労働基準監督署において、昨年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監督の
実施結果について取りまとめました。
労働基準関係法令違反を確認した110事業場(全体の71.0%)に対して、是正・改善に向けた指導を行ったもので、その
指導内容については以下のとおりです。
【重点監督の結果のポイント】
(1)重点監督の実施事業場: 155事業場 このうち、110事業場(全体の71.0%)で労働基準関係法令違反あり。
(2)主な違反内容[(1)のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場] (1) 違法な時間外労働があったもの: 71事業場(45.8%) うち、時間外労働※1の実績が最も長い労働者の時間数が 月100時間を超えるもの : 41事業場(57.7%) うち月150時間を超えるもの: 11事業場(15.5%) (2) 賃金不払残業があったもの: 11事業場( 7.1%) (3) 過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの: 16事業場(10.3%)
(3)主な健康障害防止に係る指導の状況[(1)のうち、健康障害防止のため指導票を交付した事業場] (1) 過重労働による健康障害防止措置が 不十分なため改善を指導したもの: 114事業場(73.5%) うち、時間外労働を月80時間※2以内に削減するよう指導したもの:71事業場(62.3%) (2) 労働時間の把握方法が不適正なため 指導したもの: 28事業場(18.1%) ※1 法定労働時間を超える労働のほか、法定休日における労働も含む。 ※2 脳・心臓疾患の発症前1か月間におおむね100時間または発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たり おおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強いとの医学的知見があるため。 |
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