~特別遺族給付金の請求に関する大切なお知らせ~ |
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◆石綿による疾病の補償・救済について |
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石綿を吸い込んだことにより発症する中皮腫や肺がんなどの疾病は、石綿を吸い込んでから発症するまでに非常に長い期間がかかることから、労働者の方が仕事により石綿を吸い込み病気になっても、病気の原因が仕事にあったことを、医師も本人も気づきにくかったという状況がありました。
この結果、労働者の遺族の方の中には、労災保険給付を請求する権利を時効により失っている方もいます。
このようなことから、平成18年3月27日に「石綿による健康被害の救済に関する法律」(以下「石綿救済法」といいます。)が施行され、平成13年3月26日以前に石綿による疾病を発症し、死亡した労働者の遺族で、労災保険法の遺族補償給付を受ける権利が時効により消滅した方に対しては特別遺族給付金が支給されています。
この特別遺族給付金は、石綿救済法施行後3年以内に請求しなければならず、平成21年3月27日が請求期限となっており、それ以降は請求することができませんのでご注意ください。
お心当たりのある方は、早急に奈良労働局又は最寄りの労働基準監督署までお問い合わせください。 |
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◆特別遺族給付金の請求について |
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特別遺族給付金は、平成13年3月26日以前に石綿による疾病が原因で死亡した労働者の遺族であって、時効により労災保険法に基づく遺族補償給付の支給を受けることができない方を支給対象としています。
また、特別遺族給付金は、死亡された労働者と遺族との関係によって、年金又は一時金のいずれかが支給されますが、年金については、請求があった日の属する月の翌月分から支給され、請求が遅くなると受給される総額が少なくなりますので、早めに請求されることをお勧めします。 |
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◆労災保険給付の請求について |
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平成13年3月27日以降に、仕事が原因で石綿による疾病にかかり死亡した労働者のご遺族は、労災保険法に基づく遺族補償給付が支給されますが、労働者が死亡した日の翌日から5年を経過すると、遺族補償給付は時効により請求することができなくなります。お心当たりのある方は、早急に奈良労働局又は最寄りの労働基準監督署までご相談ください。
また、仕事で石綿による疾患にり患して、現在療養している労働者の方は、労災保険法に基づく療養補償給付・休業補償給付の支給対象となります。 |
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◆各種制度のお問い合わせ先 |
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特別遺族給付金や労災保険制度については、奈良労働局又は最寄りの労働基準監督署へ、また、これらの対象とならない方への救済給付については、独立行政法人環境再生保全機構(0120-389-931)までお問い合わせください。
奈良労働局労働基準部労災補償課 電話 0742-32-0207
奈良労働基準監督署 電話 0742-23-0435
葛城労働基準監督署 電話 0745-52-5891
桜井労働基準監督署 電話 0744-42-6901
大淀労働基準監督署 電話 0747-52-0261 |
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