女性社員が能力を発揮できるように積極的に取り組んでいる事例

九州教具 空白 企業名 九州教具株式会社
代表者名 船橋 修一
所在地 長崎県大村市桜馬場1-214-2
業種 事務機器の卸売
設立 昭和25年
従業員数 93名

        社是:誠実にして 正確を旨とし 社会に貢献すべし

代表者 船橋 修一氏

《取組の背景》

 昭和30~40年代にはすでに女性課長、女性営業職がいたことなど、創業以来のもともとの企業風土から、あまり男女の意識格差はありませんでした。
 平成15年に環境配慮型ISO14001の認証を外部コンサルタントなどに頼らず自力で取得するという取組を始めました。その時に立ち上げたチームのリーダーに一般職の女性を任命しました。その女性チームリーダーは、メンバー全員が参加できるように、情報を共有し、また、平等に役割分担をするなど、細やかな配慮のもと、大きな成果をあげてくれました。
 平成8年からスタートしたホテル事業部においても、女性社員からのさまざまな提案がお客様の満足度向上に大きな力を発揮し、外部からも高い評価を受けました。
 こうしたことから、さらに女性の能力を引出して社内で活躍してもらえる体制を整えようということを明確に会社方針として打ち出し、取り組みを継続しています。
その後、「平成18年度 均等推進企業表彰長崎労働局長優良賞」を受賞しました。

《取組の体制》

  1. 女性の能力を積極的に活用することを会社の方針とし、それを経営トップが社内外に積極的に公言しています。日頃の業務遂行の中で、当たり前のようにいろいろな工夫をしている「ふつうのこと」を経営トップが評価することにより、更なる工夫と発言を引き出せる環境づくりを行っています。
  2. 平成17年6月より、副社長を機会均等推進責任者として選任し、労働局からの情報を社内に配信したり、年度初めの方針発表会や月例の役職者会議などでも情報提供や講話を行い、男女均等の意識付けを図っています。
  3. 社長が全社員と1対1の面談を年に1回実施。主に働き甲斐や自分の人生目標等についての内容とし、ワーク・ライフ・バランスを考えるきっかけとしています。これとは別に育児休業取得者などは特別に配慮する意味から、副社長と直属の上司が個別に意見や要望をきく機会を設けています。

 

ホテル ベルビュー長崎

《取組内容》

  1. 営業職女性の育成(現在11名中女性2名)
     営業職に登用する前の準備段階として準営業職を一定期間経験できるようにしています。
  2. 役職への立候補制の導入(現在課長級11名中女性1名)
     男女別、年功などにとらわれず、管理職を目指せるようにすべての役職は立候補制です。
  3. チーム活動の推進(現在リーダーの半数が女性)
     横串の組織としてのチーム活動を通じて女性もリーダーとしての経験を積む機会が増えます。
  4. 60周年記念事業を女性のみのチーム編成で推進。
  5. 女性の育児休業取得率は100%、全員が現職復帰を果たしています。

 

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