労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年10月の県内の概況

新規求職者数は3ヶ月ぶりに前年同月を下回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加し、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業で減少したが、全体としては12ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

10月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ4.3%増加し、有効求職者数(季節調整値)は1.2%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.50倍で、前月より0.02ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.29倍となり、前月より0.02ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は9,032人で、前年同月に比べ9.8%増加した。うちパートを除く求人は5,888人で、同11.3%増加し、パートタイム求人は3,144人で同7.0%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が7.7%、製造業が18.1%、医療、福祉が28.5%、サービス業(他に分類されないもの)が61.6%とともに増加し、運輸業・郵便業が5.9%、卸売業・小売業が9.6%、宿泊業・飲食サービス業が21.6%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は8,709人で、前年同月に比べ7.7%減少した。うちパートを除く求職者は6,357人で同10.0%減少し、パートタイムの求職者は2,352人で同0.8%減少した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は8ヶ月連続増加し、離職者は2ヶ月連続して減少した。また、無業者は15ヶ月連続で増加している。
　 離職者のうち定年退職者は133人で前年同月に比べ8.3%減少し、 事業主都合離職者は1,424人で同38.5%減少し、自己都合退職者は同2,467人で5.7%減少した。

・就職の動向

就職件数は3,172人で、前年同月に比べ6.1%減少した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は36.4%で、前年同月比で0.6ポイント上回った。