労働市場の概況

職業安定部職業安定課
Tel　096-211-1703
FAX 096-323-3663

平成22年9月の県内の概況

新規求職者数は2ヶ月連続して前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、製造業、卸売業・小売業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加し、建設業、運輸業・郵便業、宿泊業・飲食サービス業で減少したが、全体としては11ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

9月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ2.1%増加し、有効求職者数(季節調整値)も1.8%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.48倍で、前月と同水準となった。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.27倍となり、前月より0.01ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は8,612人で、前年同月に比べ13.4%増加した。うちパートを除く求人は5,492人で、同13.2%増加し、パートタイム求人は3,120人で同13.7%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、製造業が37.5%、卸売業・小売業が2.4%、医療、福祉が24.4%、サービス業(他に分類されないもの)が39.6%とともに増加し、建設業が2.2%、運輸業・郵便業が4.2%、宿泊業・飲食サービス業が2.7%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は9,676人で、前年同月に比べ8.3%増加した。うちパートを除く求職者は7,066人で同7.7%増加し、パートタイムの求職者は2,610人で同10.1%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は7ヶ月連続増加し、離職者は2ヶ月ぶりに減少した。また、無業者は14ヶ月連続で増加している。
　離職者のうち定年退職者は116人で前年同月に比べ13.7%増加し、 事業主都合離職者は1,467人で同22.7%減少し、自己都合退職者は同2,719人で4.9%増加した。

・就職の動向

就職件数は3,387人で、前年同月に比べ6.6%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は35.0%で、前年同月比で0.6ポイント下回った。