労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年8月の県内の概況

新規求職者数は3ヶ月ぶりに前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、運輸業・郵便業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加し、卸売業・小売業で減少したが、全体としては10ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

8月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ1.7%増加し、有効求職者数(季節調整値)も0.8%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.48倍で、前月より0.01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.26倍となり、前月より0.01ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,841人で、前年同月に比べ16.2%増加した。うちパートを除く求人は4,951人で、同14.3%増加し、パートタイム求人は2,890人で同19.6%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が12.3%、製造業が32.3%、運輸業・郵便業が2.3%、宿泊業・飲食サービス業が16.7%、医療・福祉が33.2%、サービス業(他に分類されないもの)が9.5%ととも増加し、卸売業・小売業は3.2%減少した。

・求職の動向

新規求職者は8,793人で、前年同月に比べ11.9%増加した。うちパートを除く求職者は6,565人で同11.4%増加し、パートタイムの求職者は2,228人で同13.3%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は6ヶ月連続増加し、離職者は9ヶ月ぶりに増加に転じた。また、無業者は13ヶ月連続増加した。
離職者のうち定年退職者は102人で前年同月に比べ4.7%減少し、 事業主都合離職者は1,376人で同14.7%減少し、自己都合退職者は同2,514人で10.3%増加した。

・就職の動向

就職件数は2,897人で、前年同月に比べ2.4%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は32.9%で、前年同月比で3.1ポイント下回った。