労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年7月の県内の概況

新規求職者数は2ヶ月連続して前年同月を下回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、医療・福祉で増加し、宿泊業・飲食サービス業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したが、全体としては9ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

7月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ0.4%増加し、有効求職者数(季節調整値)は2.3%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.47倍で、前月より0.01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.25倍となり、前月より0.02ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,689人で、前年同月に比べ6.9%増加した。うちパートを除く求人は5,002人で、同8.0%増加し、パートタイム求人は2,687人で同4.8%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が47.9%、製造業が27.1%、運輸業・郵便業が25.5%、卸売業・小売業が3.6%、医療・福祉が18.9%とともに増加し、宿泊業・飲食サービス業が31.0%サービス業(他に分類されないもの)が10.4%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は8,464人で、前年同月に比べ2.9%減少した。うちパートを除く求職者は6,308人で同4.7%減少し、パートタイムの求職者は2,156人で同2.7%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は5ヶ月連続増加し、離職者は8ヶ月連続減少となった。また、無業者は12ヶ月連続増加した。
離職者のうち定年退職者は104人で前年同月に比べ8.0%減少し、 事業主都合離職者は1,462人で同28.6%減少し、自己都合退職者は同2,504人で0.8%減少した。

・就職の動向

就職件数は3,214人で、前年同月に比べ2.9%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は38.0%で、前年同月比で2.1ポイント上回った。