労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年6月の県内の概況

新規求職者数は2ヶ月ぶりに前年同月を下回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)のすべてで増加し、全体としては8ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

6月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ1.7%減少し、有効求職者数(季節調整値)は3.0%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.46倍で、前月より0.01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.23倍となり、前月より0.02ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,929人で、前年同月に比べ11.6%増加した。うちパートを除く求人は5,095人で、同17.5%増加し、パートタイム求人は2,834人で同2.5%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が6.9%、製造業が14.9%、運輸業・郵便業が19.2%、卸売業・小売業が12.3%、宿泊業・飲食サービス業が7.1%、医療・福祉が26.3%、サービス業(他に分類されないもの)が9.4%それぞれ増加した。

・求職の動向

新規求職者は9,104人で、前年同月に比べ5.3%減少した。うちパートを除く求職者は6,746人で同6.4%減少し、パートタイムの求職者は2,358人で同2.0%減少した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は4ヶ月連続増加し、離職者は7ヶ月連続減少となった。また、無業者は11ヶ月連続増加した。
離職者のうち定年退職者は112人で前年同月に比べ12.5%減少し、 事業主都合離職者は1,673人で同32.4%減少し、自己都合退職者は同2,510人で4.7%減少した。

・就職の動向

就職件数は3,226人で、前年同月に比べ2.3%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は35.4%で、前年同月比で2.6ポイント上回った。