労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年5月の県内の概況

新規求職者数は2ヶ月ぶりに前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加し、建設業で減少したが、全体として7ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

5月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ3.6%増加し、有効求職者数(季節調整値)は2.1%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.45倍で、前月より0.02ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.21倍となり、前月より0.01ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は6,593人で、前年同月に比べ26.7%増加した。うちパートを除く求人は4,193人で、同31.6%増加し、パートタイム求人は2,400人で同19.0%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、製造業が32.7%、運輸業・郵便業が16.3%、卸売業・小売業が14.3%、宿泊業・飲食サービス業が7.0%、医療・福祉が21.9%、サービス業(他に分類されないもの)が55.4%増加し、建設業は3.4%減少した。

・求職の動向

新規求職者は9,139人で、前年同月に比べ1.0%増加した。うちパートを除く求職者は6,558人で同2.2%減少し、パートタイムの求職者は2,581人で同10.1%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は3ヶ月連続増加し、離職者は6ヶ月連続減少となった。また、無業者は10ヶ月連続増加した。
離職者のうち定年退職者は124人で前年同月に比べ0.8%減少し、 事業主都合離職者は1,672人で同28.5%減少し、自己都合退職者は同2,588人で2.6%増加した。

・就職の動向

就職件数は3,025人で、前年同月に比べ18.0%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は33.1%で、前年同月比で4.8ポイント上回った。