労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年4月の県内の概況

新規求職者数は2ヶ月ぶりに前年同月を下回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、運輸業 ・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉で増加し、サービス業(他に分類されないもの)で減少したが、全体として6ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

4月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ0.6%減少し、有効求職者数(季節調整値)も1.3%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.43倍で、前月より0.01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.22倍となり、前月より0.01ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,648人で、前年同月に比べ13.7%増加した。うちパートを除く求人は4,902人で、同11.7%増加し、パートタイム求人は2,746人で同17.4%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が8.6%、製造業が37.3%、運輸業・郵便業が10.3%、卸売業・小売業が13.9%、宿泊業・飲食サービス業が14.5%、医療・福祉が25.5%増加し、サービス業(他に分類されないもの)は4.8%減少した。

・求職の動向

新規求職者は12,872人で、前年同月に比べ6.4%減少した。うちパートを除く求職者は9,344人で同11.8%減少し、パートタイムの求職者は3,528人で同11.6%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は2ヶ月連続増加し、離職者は5ヶ月連続減少となった。また、無業者は9ヶ月連続増加した。
離職者のうち定年退職者は398人で前年同月に比べ14.4%増加し、 事業主都合離職者は2,982人で同36.3%減少し、自己都合退職者は同3,475人で4.2%増加した。

・就職の動向

就職件数は3,571人で、前年同月に比べ21.3%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は27.7%で、前年同月比で6.3ポイント上回った。