労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年3月の県内の概況

新規求職者数は4ヶ月ぶりに前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、運輸業 ・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)でともに増加し、全体としては5ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

3月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ5.8%増加し、有効求職者数(季節調整値)も1.0%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.42倍で、前月より0.01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.23倍となり、前月より0.01ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は9,121人で、前年同月に比べ19.6%増加した。うちパートを除く求人は5,465人で、同16.8%増加し、パートタイム求人は3,656人で同24.1%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が20.5%、製造業が56.7%、運輸業・郵便業が16.3%、卸売業・小売業が25.4%、宿泊業・飲食サービス業が0.1%、医療・福祉が13.9%、サービス業(他に分類されないもの)が20.7%とともに増加した。

・求職の動向

新規求職者は11,297人で、前年同月に比べ1.0%増加した。うちパートを除く求職者は8,535人で同2.7%減少し、パートタイムの求職者は2,762人で同14.5%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は6ヶ月ぶりに増加し無業者は8ヶ月連続増加となった。また、離職者は4ヶ月連続減少した。
離職者のうち定年退職者は133人で前年同月に比べ29.1%増加し、 事業主都合離職者は1,965人で同36.4%減少し、自己都合退職者は同2,726人で5.9%増加した。

・就職の動向

就職件数は3,959人で、前年同月に比べ15.3%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は35.0%で、前年同月比で4.3ポイント上回った。