労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年2月の県内の概況

新規求職者数は3ヶ月連続で前年同月を下回っている。新規求人数は主要産業で、製造業、運輸業 ・郵便業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉で増加し建設業、卸売業・小売業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したが、全体として4ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

2月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ0.7%減少し、有効求職者数(季節調整値)は0.2%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.41倍で、前月と同水準だった。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.24倍となり、同じく前月と同水準だった。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,248人で、前年同月に比べ6.7%増加した。うちパートを除く求人は4,536人で、同10.4%増加し、パートタイム求人は2,712人で同1.0%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、製造業が48.1%、運輸業・郵便業が37.3%、宿泊業・飲食サービス業が6.9%、医療・福祉が9.7%とともに増加し、建設業が14.6%、卸売業・小売業が14.6%、サービス業(他に分類されないもの)が9.1%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は9,045人で、前年同月に比べ12.0%減少した。うちパートを除く求職者は6,770人で同15.8%減少し、パートタイムの求職者は2,275人で同1.8%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は5ヶ月連続減少し、無業者は7ヶ月連続増加となった。また、離職者は3ヶ月連続減少した。
離職者のうち定年退職者は105人で前年同月に比べ18.0%減少し、 事業主都合離職者は1,499人で同46.4%減少し、自己都合退職者は同2,327人で7.9%減少した。

・就職の動向

就職件数は2,911人で、前年同月に比べ5.8%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は32.2%で、前年同月比で5.4ポイント上回った。