労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成22年1月の県内の概況

新規求職者数は2ヶ月連続で前年同月を下回っている。新規求人数は主要産業で、製造業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加し建設業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業で減少したが、全体として3ヶ月連続で前年同月を上回った。

・求人倍率の動向

1月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ3.7%増加し、有効求職者数(季節調整値)は1.4%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.41倍で、前月より0.02ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.24倍となり、同じく前月より0.02ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,779人で、前年同月に比べ1.8%増加した。うちパートを除く求人は5,201人で、同8.5%増加し、パートタイム求人は2,578人で同9.6%減少した。

主要産業別に前年同月比でみると、製造業が40.7%、医療・福祉が15.9%、サービス業(他に分類されないもの)が4.4%とともに増加し、建設業が25.6%、運輸業・郵便業が2.2%、卸売業・小売業が7.0%、宿泊業・飲食サービス業が22.4%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は9,592人で、前年同月に比べ10.5%減少した。うちパートを除く求職者は7,227人で同14.1%減少し、パートタイムの求職者は2,365人で同2.7%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は4ヶ月連続減少し、無業者は6ヶ月連続増加となった。また、離職者は2ヶ月連続減少した。
離職者のうち定年退職者は118人で前年同月に比べ6.3%増加し、 事業主都合離職者は1,957人で同32.4%減少し、自己都合退職者は同2,589人で11.5%減少した。

・就職の動向

就職件数は2,607人で、前年同月に比べ12.5%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は27.2%で、前年同月比で5.6ポイント上回った。