労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成21年12月の県内の概況

新規求職者数は13ヶ月ぶりに前年同月を下回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加し運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業で減少したが、全体として2ヶ月連続で前年同月を上回った。

・求人倍率の動向

12月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ0.5%増加し、有効求職者数(季節調整値)は0.5%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.39倍で、前月と同水準となった。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.22倍となり、同じく前月と同水準となった。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は6,325人で、前年同月に比べ7.4%増加した。うちパートを除く求人は4,032人で、同8.0%増加し、パートタイム求人は2,293人で同6.4%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が4.5%、製造業が7.6%、医療・福祉が7.3%、サービス業(他に分類されないもの)が14.6%とともに増加し、運輸業・郵便業が6.2%、卸売業・小売業が8.5%、宿泊業・飲食サービス業が4.5%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は6,395人で、前年同月に比べ2.3%減少した。うちパートを除く求職者は4,893人で同5.0%減少し、パートタイムの求職者は1,502人で同7.5%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は3ヶ月連続減少し、無業者は5ヶ月連続増加となった。また、離職者は16ヶ月ぶり減少した。
離職者のうち定年退職者は81人で前年同月に比べ4.7%減少し、 事業主都合離職者は1,405人で同17.8%減少し、自己都合退職者は同1,872人で1.8%増加した。

・就職の動向

就職件数は2,719人で、前年同月に比べ24.6%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は42.5%で、前年同月比で9.2ポイント上回った。