労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成21年11月の県内の概況

新規求職者数は12ヶ月連続で前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、運輸 業・郵便業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉で増加し製造業、卸売業・小売業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したが、全体として28ヶ月ぶりで前年同月を上回った。

・求人倍率の動向

11月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ0.7%減少し、有効求職者数(季節調整値)は0.9%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.39倍で、前月と同水準となった。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.22倍となり、同じく前月と同水準となった。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は6,536人で、前年同月に比べ2.3%増加した。うちパートを除く求人は4,133人で、同0.3%増加し、パートタイム求人は2,403人で同6.0%増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が10.1%、運輸業・郵便業が14.3%、宿泊業・飲食サービス業が4.9%、医療・福祉が1.3%とともに増加し、製造業が5.4%、卸売業・小売業が2.8%、サービス業(他に分類されないもの)が12.5%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は7,053人で、前年同月に比べ6.3%増加した。うちパートを除く求職者は5,307人で同3.5%増加し、パートタイムの求職者は1,746人で同15.8%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は2ヶ月連続減少し、無業者は4ヶ月連続増加となった。また、離職者は15ヶ月連続増加した。
離職者のうち定年退職者は109人で前年同月に比べ51.4%増加し、 事業主都合離職者は1,493人で10.8%増加し、自己都合退職者は2,119人で4.7%減少した。

・就職の動向

就職件数は3,078人で、前年同月に比べ30.4%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は43.6%で、前年同月比で8.0ポイント上回った。