労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成21年10月の県内の概況

新規求職者数は11ヶ月連続で前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、医療・福祉で増加し建設業、製造業、宿泊業・飲食サービス業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として27ヶ月連続で前年同月を下回っている。

・求人倍率の動向

10月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ3.7%増加し、有効求職者数(季節調整値)は0.8%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.39倍で、前月より0.02ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.22倍となり、前月より0.01ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は8,229人で、前年同月に比べ1.8%減少した。うちパートを除く求人は5,292人で、同3.7%減少し、パートタイム求人は2,937人で同1.8%増加した。

　　　主要産業別に前年同月比でみると、運輸業・郵便業が20.4%、卸売業・小売業が6.4%、医療・福祉が16.8%とともに増加し、建設業が16.6%、製造業が18.4%、宿泊業・飲食サービス業が4.9%、サービス業(他に分類されないもの)が38.1%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は9,434人で、前年同月に比べ9.0%増加した。うちパートを除く求職者は7,063人で同7.1%増加し、パートタイムの求職者は2,371人で同15.0%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は14ヶ月ぶりに減少し、無業者は3ヶ月連続増加となった。また、離職者は14ヶ月連続増加した。
離職者のうち定年退職者は145人で前年同月に比べ16.9%増加し、 事業主都合離職者は2,316人で52.7%増加し、自己都合退職者は2,616人で12.7%減少した。

・就職の動向

就職件数は3,379人で、前年同月に比べ14.2%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は35.8%で、前年同月比で1.6ポイント上回った。