労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成21年8月の県内の概況

新規求職者数は9ヶ月連続で前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、宿泊業・飲食 サービス業で増加し建設業、製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として25ヶ月連続で前年同月を下回っている。

・求人倍率の動向

8月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ4.8%増加し、有効求職者数(季節調整値)は0.8%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.36倍で、前月より0.01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.19倍となり、前月より0.01ポイント上回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は6,748人で、前年同月に比べ9.3%減少した。うちパートを除く求人は4,331人で、同10.6%減少し、パートタイム求人は2,417人で同6.8%減少した。

主要産業別に前年同月比でみると、宿泊業・飲食サービス業が33.2%増加し建設業が6.1%、製造業が32.1%、運輸業・郵便業が11.4%、卸売業・小売業が19.6%、医療・福祉が7.6%、サービス業(他に分類されないもの)が17.5%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は7,858人で、前年同月に比べ10.3%増加した。うちパートを除く求職者は5,892人で同7.1%増加し、パートタイムの求職者は1,966人で同21.1%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者と離職者は12ヶ月連続の増加、無業者は2ヶ月ぶり増加となった。また、離職者のうちの定年退職者は107人で前年同月に比べ46.6%増加し、 事業主都合離職者は1,614人で27.3%増加、自己都合退職者は2,279人で5.1%減少した。

・就職の動向

就職件数は2,829人で、前年同月に比べ22.2%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は36.0%で、前年同月比で3.5ポイント上回った。