労働市場の概況

職業安定部職業安定課
Tel　096-211-1703
FAX 096-323-3663

平成21年7月の県内の概況

新規求職者数は8ヶ月連続で前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、医療・福祉で増加し建設業、製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として24ヶ月連続で前年同月を下回っている。

・求人倍率の動向

7月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ3.5%減少し、有効求職者数(季節調整値)は0.4%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.35倍で、前月より0.01ポイント下回った。正社員における有効求人倍率(原数値)は0.18倍となり、前月と同水準だった。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,195人で、前年同月に比べ19.9%減少した。うちパートを除く求人は4,631人で、同24.7%減少し、パートタイム求人は2,564人で同9.3%減少した。

主要産業別に前年同月比でみると、医療・福祉が9.4%増加し建設業が32.4%、製造業が44.7%、運輸業・郵便業が46.3%、卸売業・小売業が26.0%、宿泊業・飲食サービス業が、1.4%、サービス業(他に分類されないもの)が47.3%とともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は8,720人で、前年同月に比べ7.8%増加した。うちパートを除く求職者は6,621人で同6.9%増加し、パートタイムの求職者は2,099人で同10.9%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者と離職者は11ヶ月連続の増加、無業者は2ヶ月ぶり減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は113人で前年同月に比べ17.7%増加し、 事業主都合離職者は2,047人で39.3%増加、自己都合退職者は2,525人で7.0%減少した。

・就職の動向

就職件数は3,124人で、前年同月に比べ15.5%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は35.8%で、前年同月比で2.4ポイント上回った。