労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成20年7月の県内の概況

新規求職者数を前年同月比でみると、2ヶ月連続で増加した。新規求人数は前年同月比で、主要産業において、運輸業、医療・福祉で増加したが建設業、製造業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として12ヶ月連続で減少した。

・求人倍率の動向

7月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ1.1%減少し、有効求職者数(季節調整値)は0.6%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.64倍で、前月より0.01ポイント下回った。正社員における有効求人倍率は0.34倍となり、前年同月より0.06ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は8,977人で、前年同月に比べ13.3%減少した。うちパートを除く求人は6,151人で、同14.5%減少し、パートタイム求人は2,826人で同10.4%減少した。

主要産業別に前年同月比でみると、運輸業が12.3%、医療・福祉が3.9%増加し建設業が、23.1%、製造業が27.8%、卸売・小売業が10.1%、飲食店・宿泊業が3.1%、サービス業(他に分類されないもの)が22.2%ともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は8,088人で、前年同月に比べ4.8%増加した。うちパートを除く求職者は6,195人で同4.4%増加し、パートタイムの求職者は1,893人で同6.1%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は2ヶ月連続で増加し、離職者は14ヶ月連続の減少、無業者は17ヶ月ぶり増加となった。また、離職者のうちの定年退職者は96人で前年同月に比べ24.4%減少し、 事業主都合離職者は1,469人で1.0%減少、自己都合退職者は2,716人で1.3%増加した。

・就職の動向

就職件数は2,705人で、前年同月に比べ1.6%増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は33.4%で、前年同月比で1.1ポイント下回った。