労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成20年3月の県内の概況

　新規求職者数を前年同月比でみると、10ヶ月連続で減少した。新規求人数は前年同月比で、主要産業において、建設業は増加し、製造業、運輸業、卸売・小売業、医療・福祉、サービス業( 他に分類されないもの)で減少したため、全体として8ヶ月連続で減少した。(飲食店・宿泊業は同数)

・求人倍率の動向

　3月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ1.3%減少し、有効求職者数(季節調整値)は1.8%増加した。
　この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.71倍で、前月と比べ0.03ポイント下回った。正社員における有効求人倍率は0.41倍となり、前年同月より0.03ポイント下回った。

・求人の動向

　新規求人(パートを含む。)は8,966人で、前年同月に比べ17.9%減少した。うちパートを除く求人は6,092人で同17.7%減少しパートタイムの求人は2,874人で同18.5%減少した。
　主要産業別に前年同月比でみると、建設業が5.4%増加し、製造業が28.0%、運輸業36.8%、卸売・小売業が24.7%、医療・福祉が10.6%、サービス業(他に分類されないもの)が26.7%ともに減少し、飲食店・宿泊業は同数で増減はなかった。

・求職の動向

　新規求職者は8,385人で、前年同月に比べ4.8%減少した。うちパートを除く求職者は6,422人で同7.1%減少し、パートタイムの求職者は1,963人で同3.4%増加した。
　新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は2ヶ月ぶりに増加し、離職者は10ヶ月連続の減少、無業者は13ヶ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は122人で前年同月に比べ17.0%減少し、事業主都合離職者は1,215人で7.3%減少、自己都合退職者は2,600人で6.5%減少した。

・就職の動向

　就職件数は3,167人で、前年同月に比べ0.3%増加した。
　新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は37.8%で、前年同月比で2.0ポイント上回った。