労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成19年10月の県内の概況

　新規求職者数を前年同月比でみると、5ヶ月連続で減少した。新規求人数は前年同月比で、主要産業の卸売・小売業、飲食・宿泊業、医療・福祉で増加したが、建設業、製造業、運輸業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として3ヶ月連続で減少した。

・ 求人倍率の動向

　10月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ6.6%減少し、有効求職者数(季節調整値)は0.2%増加した。
　この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.78倍で、前月と比べ0.06ポイント下回った。正社員における有効求人倍率は0.42倍となり、前年同月より0.01ポイント下回った。

・ 求人の動向

　新規求人(パートを含む。)は10,384人で、前年同月に比べ4.6%減少した。うちパートを除く求人は7,062人で同6.3%減少しパートタイムの求人は3,322人で同0.9%減少した。
　主要産業別に前年同月比でみると、卸売・小売業が8.4%、飲食店・宿泊業が11.5%、医療・福祉0.6%増加し、建設業8.7%、製造業が12.5%、運輸業が15.7%、サービス業(他に分類されないもの)が10.6%ともに減少した。

・ 求職の動向

　新規求職者は8,454人で、前年同月に比べ1.6%減少した。うちパートを除く求職者は6,456人で同0.6%減少し、パートタイムの求職者は1,998人で同4.8%減少した。
　新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は2ヶ月連続で増加し、離職者は5ヶ月連続の減少、無業者は8ヶ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は111人で前年同月に比べ21.3%減少し、事業主都合離職者は1,408人で0.3%増加し、自己都合退職者は3,064人で0.4% 減少した。

・ 就職の動向

　就職件数は3,067人で、前年同月に比べ2.9%減少した。
　新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は36.3%で、前年同月比で0.5ポイント下回った。