労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成19年4月の県内の概況

　新規求職者数を前年同月比でみると、2ケ月連続で減少した。新規求人数は前年同月比で、金融・保険、不動産業、飲食店・宿泊業、複合サービス業が減少したものの、それ以外の産業が全てで増加したため、全体として10ケ月連続で増加した。

・ 求人倍率の動向

　4月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ2.0%減少し、有効求職者数(季節調整値)は2.4%減少した。
　この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.85倍で、前月に比べ0.01ポイント上回った。正社員有効求人倍率は0.41倍となり、前年同月より0.03ポイント上回った。

・ 求人の動向

　新規求人(パートを含む。)は10,635人で、前年同月に比べ14.0%増加した。うちパートを除く求人は7,260人で同15.4%増加し、パートタイムの求人は3,375人で同11.3%増加した。
　主要産業別に前年同月比でみると、金融・保険業が17.2%、不動産業が31.1%、飲食店・宿泊業が0.1%減少し、複合サービス業が7.9ともに減少した。建設業が1.9%、製造業が9.6%、運輸業が3.3%、卸売・小売業が15.8増加した。

・ 求職の動向

　新規求職者は10,993人で、前年同月に比べ3.8%減少した。うちパートを除く求職者は8,186人で同5.5%減少し、パートタイムの求職者は2807人で同1.5%増加した。
　新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は28ケ月連続の増加で、離職者は4ケ月連続の減少、無業者は2ケ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は324人で前年同月に比べ30.6%減、 事業主都合離職者は2,345人で6.2%減少、自己都合退職者は3,535人で2.6% 減少した。

・ 就職の動向

　就職件数は2877人で、前年同月に比べ1.4%増加した。
　新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は26.2%で、前年同月に比べ1.4ポイント上回った。