労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成19年3月の県内の概況

　新規求職者数を前年同月比でみると、10ヶ月ぶりで減少した。新規求人数は前年同月比で、建設業、製造業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業が減少したものの、それ以外の産業が全てで増加したため、全体として9ヶ月連続で増加した。

・ 求人倍率の動向

　3月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ1.4%減少し、有効求職者数(季節調整値)は0.7%減少した。
　この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.84倍で、前月に比べ0.01ポイント下回った。正社員有効求人倍率は0.44倍となり、前年同月より0.01ポイント上回った。

・ 求人の動向

　新規求人(パートを含む。)は10,927人で、前年同月に比べ2.8%増加した。うちパートを除く求人は7,402人で同7.4%増加し、パートタイムの求人は3,525人で同5.7%減少した。
　主要産業別に前年同月比でみると、卸売・小売業が5.5%、飲食店・宿泊業が16.5%、製造業が21.9%減少し、建設業が5.4%ともに減少した。運輸業が41.7%、医療・福祉が15.7%、サービス業(他に分類されないもの)が17.3%増加した。

・ 求職の動向

　新規求職者は8,811人で、前年同月に比べ5.7%減少した。うちパートを除く求職者は6,913人で同3.7%減少し、パートタイムの求職者は1,898人で同12.5%減少した。
　新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は27ヶ月連続の増加で、離職者は3ヶ月連続の減少、無業者は4ヶ月ぶりに減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は147人で前年同月に比べ12.2%増、 事業主都合離職者は1,310人で4.3%減少し、自己都合退職者は2,782人で7.6% 減少した。

・ 就職の動向

　就職件数は3,158人で、前年同月に比べ0.6%減少した。
　新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は35.8%で、前年同月に比べ1.9ポイント上回った。