労働市場の概況

平成18年11月の県内の概況

　新規求職者数を前年同月比でみると、6ヶ月連続で増加した。新規求人数は前年同月比で、飲食店・宿泊業が減少したものの、それ以外の産業が全て増加したため、全体として5ヶ月連続で増加した。

・ 求人倍率の動向

　11月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ4.1%増加し、有効求職者数(季節調整値)は前月に比べ0.3%減少した。
　この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.82倍で、前月に比べ0.03ポイント上回った。正社員有効求人倍率は0.45倍となり、前年同月と同じであった。

・ 求人の動向

　新規求人(パートを含む。)は11,848人で、前年同月に比べ7.5%増加した。うちパートを除く求人は8,167人で同9.1%、パートタイムの求人は3,681人で同4.2%のそれぞれ増加となった。
　主要産業別に前年同月比でみると、飲食店・宿泊業が17.4%減少したものの、建設業が9.9%、製造業が15.9%、運輸業が8.2%、卸売・小売業が8.9%、医療・福祉が17.8%、サービス業 (他に分類されないもの)は4.7%とそれぞれ増加した。

・ 求職の動向

　新規求職者は6,998人で、前年同月に比べ2.4%増加した。うちパートを除く求職者は5,299人で同1.1%増加し、パートタイムの求職者は1,699人で同6.7%増加した。
　新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は23ヶ月連続の増加で、離職者は3ヶ月ぶり、無業者は4ヶ月ぶりの減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は126人で40.0%、 事業主都合離職者は1,145人で1.1%それぞれ増加し、自己都合離職者は2,444人で4.1% の減少となった。

・ 就職の動向

　就職件数は2,835人で、前年同月に比べ6.8%増加した。
　新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は40.5%で、前年同月に比べ1.6ポイント上回った。