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1 | 建築・不動産仲介会社と代表者を書類送検 | |
甲府労働基準監督署は、平成20年4月1日、建築業・不動産仲介業を営む会社(「被疑会社」という。)と、被疑会社の代表取締役を、それぞれ労働基準法違反の疑いで甲府地方検察庁に書類送検した。 |
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2 | 事件概要 | |
労働基準法第24条違反(賃金不払い) 被疑会社が、同社の労働者28名に対し平成18年4月1日から同年6月30日までの定期賃金 計10、604、155円を、それぞれの所定支払日に支払わなかった疑い。 |
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3 | 捜査の端緒と経緯 | |
被疑会社の元労働者から当署に対し、賃金が支払われない旨の相談があったため、調査を行ったところ、労働基準法第24条違反が認められた。 よって同社に対し、未払い賃金を支払うよう繰り返し指導を行ったが、全く支払われなかったため、刑事事件として捜査を行ったものである。 |
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4 | 今後の方針等 | |
厳しい労働環境の下、当署管内においても賃金不払・残業代不払に係る相談・申告が増加している。 当署ではこれら不払の解消のため、事業場に対する監督指導の強化を図るとともに、今後も同種違反行為については厳正な態度で臨むこととしている。 |