平成22年 死亡災害事例

 

平成22年建設業 死亡災害事例

発生
月日
管轄署
業種 職種
年齢
経験
事故の型
起因物
発生状況
1/8 三鷹 建築工事業 解体工
30歳代
8年
飛来、落下
エレベータ、リフト
解体等工事に伴い、トラクションロープ式エレベーター(750kg)を1Fレベルで解体作業中、カウンターウェイトが落下し、かご上で作業を行っていた被災者ほか1名がはさまれた。
1/23 新宿 その他の建設業 設備機械工
40歳代
18年
はさまれ、巻き込まれ
エレベータ、リフト
同一シャフトに3機並列しているエレベーターのうちの1機のピット内コントローラー配線工事を被災者1人で行なっていたが、作業しているエレベーターの2つ隣りに設置しているエレベーターのカウンターウェイト側の梁上にうずくまるように倒れているのを同僚に発見された。
1/28 中央 土木工事業 船長
60歳代
50年
墜落、転落
はしご等
係留中の台船に設置されていたコンテナ(物置として使用)をクレーンを使用して吊り上げ、設置位置を変更する作業が予定されていた。被災者は、コンテナに立てかけた移動はしごを使ってコンテナ上に移動し、玉かけの準備作業を行った後、同移動はしごにて台船上に降りていたところ、はしごから転落した。
2/4 亀戸 その他の建設業 現場職員
30歳代
23年
激突され
トラック
工事に使用する材料を、ワゴン車から建物内に積み下ろす作業を行っていたところにダンプトラックが突っ込み、飛散したワゴン車の車体の一部が体にあたった。一緒に作業していた同僚は、ワゴン車と建物の壁にはさまれ死亡した。
2/4 亀戸 その他の建設業 電工
30歳代
2年
激突され
トラック
工事に使用する材料を、ワゴン車から建物内に積み下ろす作業を行っていたところにダンプトラックが突っ込んだため、ワゴン車と建物の壁にはさまれた。一緒に作業していた同僚は、ワゴン車の車体の一部が体にあたり死亡した。
2/23 王子 土木工事業 土工
50歳代
25年
墜落、転落
掘削用機械
公園造成に伴うフェンス整備工事において、掘削で出たガラを取り除くためにドラグショベルを運転して掘削端部側を移動中、掘削端部の地山が崩れドラグショベルが掘削部に転倒し、運転席から約1.7m下の掘削底に墜落した。
3/20 青梅 その他の建設業 電工
20歳代
2年
墜落、転落
送配電線等
電線撤去工事作業において、電柱に上って作業をしていたところ、電線の切断直後に、上っていた電柱(木製)が根元から折れ、頂部付近で胴綱を着けて作業していた被災者が、電柱とともに倒れた。
4/1 三田 建築工事業 とび工
50歳代
29年
墜落、転落
その他の仮設物、建築物、構築物等
ビルの屋上に設置してある広告塔撤去工事において、被災者が、養生の補強作業のため、広告塔の周囲に設置した丸太足場の養生シートの外側に出ていたところ、バランスを崩し、9.9m下に墜落した。 当時、風が強かった。
5/2 三田 建築工事業 とび工
30歳代
1年
火災
アーク溶接装置
被災者ほか2名は、看板の補修工事を行うため、単管抱き足場上で作業していた。被災者は塗装作業を行い、作業者Bはその上方で同じく塗装作業を行い、作業者Aはさらにその上方でアーク溶接作業を行っていた。その溶接の火花が下方で作業していた作業者Bの持っていた塗料の缶に入って燃え上がり、さらにその火がその下方で作業していた被災者の作業服に燃え移った。そのため被災者はバランスを崩し、地上まで3.91m墜落した。
5/21 向島 建築工事業 とび工
20歳代
2年
墜落、転落
足場
マンション修繕工事現場で枠組足場の解体作業中、足場上で解体した部材をつり綱を用いて地上に降ろす作業を行っていた労働者が、同足場から地上へ墜落した。  作業の性質上、被災者が墜落した場所付近の足場には手すりも筋交いも設置されていなかった。
5/28 三鷹 建築工事業 解体工
50歳代
20年
墜落、転落
その他の仮設物、建築物、構築物等
木造家屋解体工事現場において、単管とクランプで飛散防止養生枠を組立て作業中、2層目にいた被災者はバランスを崩し、単管を持ったままコンクリート土間へ約4m墜落した。
5/30 池袋 建築工事業 板金工
50歳代
17年
墜落、転落
屋根、はり、もや、けた、合掌
工場のスレート屋根の葺き替え作業を行っていたところ、スレート屋根を踏み抜いて、高さ8.4メートルから墜落した。
6/4 品川 土木工事業 造園工
50歳代
7年
はさまれ、巻き込まれ
締固め用機械
公園設備の工事において、トラックの荷台からローラーを降ろすため鋼製の道板を設置し、被災者はローラーの進行方向側で降ろす作業をしていたところ、道板上にて体勢を崩して仰向けに転倒し、その上をローラーが通過して轢かれた。
6/27 向島 土木工事業 舗装工
60歳代
33年
激突され
締固め用機械
道路の舗装・修繕工事において、工事が終了したので、被災者は4トンダンプトラック舗装規定(角材)に、積み込む作業をしていた。そのダンプの後方に、作業を終えた締固め用機械(コンバインドローラー、3.6トン)が、回送車の到着まで待機するため移動してきて、被災者に激突した。
7/1 渋谷 建築工事業 板金工
60歳代
52年
墜落、転落
足場
木造3階建ての住宅新築工事において、被災者は、一側(ひとかわ)足場上で屋根に雨樋を取り付ける作業をしていた際、地面まで墜落した。足場3層目から約6メートル墜落し、地面にあったブロックに頭部をぶつけたものと推定される。
7/6 中央 土木工事業 土工
60歳代
40年
はさまれ、巻き込まれ
移動式クレーン
被災者は、つり上げ荷重4.9トンの移動式クレーンを運転して杭掘削準備作業を行っていたところ、運転席から身を乗り出した姿勢で中間杭に挟まれた。
7/29 向島 建築工事業 とび工
40歳代
25年
飛来、落下
その他の装置、設備
SRC造7階建て建物の解体工事現場において、被災者が5階の梁下に設置されたサポートを取り外す作業を行っていたところ、天井に取り付けられていた空調用のダクトが突然落下し、被災者はその下敷きになった。ダクト内には、大量のコンクリートのがらが詰まっていた。
8/22 中央 建築工事業 とび工
20歳代
8ヶ月
墜落、転落
足場
被災者は、わく組足場の組立て作業を行っていたが、足場の15段目に設けられた足場材等の荷上げ場所の作業床(高さ27.65m)から、そこに置かれていた足場板と共に墜落した。
9/16 中央 土木工事業 とび工
40歳代
10年
墜落、転落
足場
橋梁補修工事において、橋梁下部のつり足場の組立作業中に、午後10時ころ、被災者が照明を移設するための作業に取りかかったところ、つり足場から川に墜落した。
10/26 青梅 土木工事業 建設業
60歳代
1年
はさまれ、巻き込まれ
混合機、粉砕機
上水道の浄水場の沈殿池(取水した水に含まれる泥やごみなどを凝集剤と呼ばれる薬品を加えて凝集させ、汚泥として沈殿させる池)の改良補修工事において、被災者は、沈殿池の上澄み液を取水する開渠内で、開渠へ取水する穴をふさぐボルトの締め付け作業を行っていたところ、近くに設置されていたスクレーパ(沈殿した汚泥を掻き寄せる機械)のローラー部分に挟まれた。
11/17 八王子 土木工事業 車両系建設機械運転者
60歳代
45年
墜落、転落
掘削用機械
被災者は、ドラグショベルを運転してそのドラグショベルをダンプカーに積載する作業を行っていた。ドラグショベルの荷重がダンプカーの荷台にかかった時に、ダンプカーが移動し、ドラグショベルが荷台から転落した。
11/18 三田 建築工事業 型わく大工
60歳代
35年
墜落、転落
足場
鉄筋コンクリート造建物の建替え工事において、被災者は、内部に設けた枠組足場の3層目(高さ3.8m)で柱の型枠組立作業中に、墜落した。
11/27 亀戸 土木工事業 とび工
30歳代
15年
墜落、転落
建築物、構築物
被災者は、橋桁端部に設置された墜落防止用の手すりを延長する作業において、バイス・クランプで固定された手すりと橋桁とに足をかけた状態で長さ2メートルの単管パイプを他の作業員から受け取ったところ、足をかけていた手すりが外れ、手すりとともに、地上高さ7メートルの位置から墜落した。安全帯は、この外れた手すりに取り付けられていた。
12/14 向島 建築工事業 解体工
50歳代
2年
墜落、転落
屋根、はり、もや、けた、合掌
新築工事に伴う既存の鉄骨平屋建て倉庫の解体作業において、被災者は、屋根に親綱ロープを取り付ける作業中、その屋根の波板スレートを踏み抜き、高さ約5.6mから倉庫内のコンクリート床面に墜落した。
12/29 大田 建築工事業 作業者・技能者
40歳代
25年
飛来、落下
荷姿の物
建築工事現場において、ラフタークレーン(移動式クレーン、つり上げ荷重25t)を用いてパネル(35枚、1t)を荷上げ中、地上から約11mつり上げたところで、玉掛け用ワイヤロープのフックに掛けられたナイロン製スリングのアイ部分がフックから外れ、トラックの荷台上で玉掛け作業のために手待ちしていた被災者の上にパネルが落下し、頭部に当たった。
 

平成22年運輸業 死亡災害事例

発生
月日
管轄署
業種 職種
年齢
経験
事故の型
起因物
発生状況
5/3 中央 道路旅客運送業 乗用自動車運転者
60歳代
5年
交通事故(道路)
人力運搬機
被災者は、送迎用の自動車で、医療機関の患者を自宅へ送る業務を行っていた。一方通行路の左側にある患者自宅に到着し、自動車の左側のスライドドアから車いすを降ろすために道路の右側に停車し、家族に到着を知らせるために道路を横断していたところ、左側から走行してきた自転車(マウンテンバイク)に激突され、道路に頭部を強打した。
7/6 三鷹 道路貨物運送業 作業者・技能者
30歳代
0年
はさまれ、巻き込まれ
トラック
被災者は、重機を積んだトレーラーを自社の駐車場から道路上へ誘導し、道路上に出たトレーラーが前進した際に荷台に飛び乗ろうとしたところ、荷台と後輪の隙間に巻き込まれた。
9/26 亀戸 鉄道軌道水運航空業 車両等検査、整備作業者
30歳代
17年
交通事故(その他)
その他の乗物
山林内の歩道橋の橋脚補強工事で使用する砕石材をヘリコプターで輸送する作業において、麻袋に入れた砕石材約2.4トンをワイヤロープでヘリコプターに吊るして輸送中、山林に墜落し、搭乗員が被災した。
10/1 亀戸 道路貨物運送業 貨物自動車運転者
30歳代
6年
交通事故(道路)
乗用車、バス、バイク
被災者は、会社から離れた場所にある会社車庫にトラックをバイクで取りに行く途中、駐車中のダンプカーに激突した。
11/30 江戸川 道路貨物運送業 運転者
60歳代
3年
有害物等との接触
トラック
被災者は、トラックに農薬(クロルピクリン)の缶を積載して青森県内の国道を走行していた。右カーブのところで、道路が雨上りで濡れており気温が氷点下だったので路面がブラックアイス状態になっており、スリップして横滑りしブレーキも利かなくなった。対向車に接触した後、左側の崖下へ約20m転落し、その際、積載していた農薬の缶が破裂して、急性薬物中毒となり死亡した。
12/24 青梅 道路貨物運送業 運転者
50歳代
20年
交通事故(道路)
移動式クレーン
被災者がトラックを運転して国道を走行していたところ、ガソリンスタンドから出てきたラフタークレーン(移動式クレーン)のアーム部がトラックの荷のコンテナに衝突し、そのはずみでトラックが道路標識の鉄柱に激突した。
 

平成22年製造業 死亡災害事例

発生
月日
管轄署
業種 職種
年齢
経験
事故の型
起因物
発生状況
1/14 池袋 印刷製本業 印刷・製本業
30歳代
24年
崩壊、倒壊
フォークリフト
工場内において、パレット4段(高さ3メートル)に積まれた印刷物の上方2段が崩れ落ち、近傍を空パレットを運搬するために通行していた被災者に当たった。
2/9 青梅 窯業土石製品製造業 作業者・技能者
30歳代
9年
はさまれ、巻き込まれ
コンベア
アスファルトプラントの受入材料用ベルトコンベアが異常停止したため、被災者を含めて3名で復旧作業を実施し、作業が終了してテスト運転、本運転を行っていたところ被災者がベルトコンベアに巻き込まれているのが発見された。
4/20 江戸川 その他の製造業 技術者
60歳代
2年
はさまれ、巻き込まれ
建築物、構築物
航空機格納庫内で、格納庫大扉を稼働させながら不具合箇所を確認していたところ、その大扉と建物側鉄骨とに挟まれた。
7/26 江戸川 その他の製造業 機械修理工
20歳代
10年
感電
その他の電気設備
小荷物専用昇降機が停止しているとの故障依頼を受けて、被災者が現地出動したが、現地に到着しているはずの被災者と連絡が取れないため他の保守員を現地確認に向かわせたところ、被災者は、屋上の機械室内で、カバーが外された制御盤のそばに倒れていた。何らかの動作中に右肩が制御盤にふれて、感電したと思われる。
9/29 立川 家具装備品製造業 作業者・技能者
40歳代
29年
感電
その他の一般動力機械
ベッドに使用するスプリングを製造する作業場において、被災者は、硬鋼線(コイル状)の重さを計量するため天井クレーンを使用してそれをつり上げる作業を行っていたところ、感電したものと思われる。周辺の機械・装置の漏電等が考えられるが、原因は不明である。
12/1 大田 その他の製造業 その他の製造工
40歳代
11ヶ月
崩壊、倒壊
荷姿の物
資材搬入会社の平ボディーの貨物自動車に積まれた荷(強化ガラスを梱包した木枠(重さ約1.8t))を事業場内で荷降ろしする作業を、被災者と貨物自動車運転手の2名で行っていた。運転手が木枠を荷台に固定していたベルトスリングを外したところ、木枠が倒れ、被災者がその下敷きになった。
 

平成22年第三次産業 死亡災害事例

発生
月日
管轄署
業種 職種
年齢
経験
事故の型
起因物
発生状況
1/7 渋谷 その他の事業 警備員
60歳代
9年
その他
起因物なし
被災者は、大学付属日本語学校の警備員であるが、精神的に緊張を伴う業務であり、また、発症前の6ヵ月平均で月80時間を超える時間外労働が認められたところ、午後1時ころ、巡回中に、心筋梗塞を再発症した。
1/19 池袋 小売業 作業者・技能者
30歳代
2年
はさまれ、巻き込まれ
建築物、構築物
客先の油圧式カーリフター(積載荷重2,500kg)の月次点検作業で、カーリフターの搬器に乗り、搬器を上昇させながらガイドレールへのグリース塗布及び状況確認を行っていたところ、ガイドレール支持塔頂部を繋ぐ梁と搬器の鉄柵(高さ1.4m)の間に挟まれた。非常停止ボタンを押したが間に合わなかった。
2/7 八王子 小売業 管理者
50歳代
33年
墜落、転落
階段、さん橋
左手にファイルを持って、片側(階段を下りている時左側)に手すりが設けられている階段を2階から1階へ下りていたところ、下から10段目付近から1階床まで転落した。
2/12 池袋 その他の事業 警備員
40歳代
2ヶ月
交通事故(道路)
トラック
現場から道路をはさんだ向い側の現場へ移動するため、赤信号で横断歩道を渡り始めたとき、右方向から直進してきた2tトラックに轢かれた。
2/17 中央 卸売業 その他の職種
50歳代
1年
墜落、転落
地山、岩石
木材入手のため購入する予定の山林において、土地の境界等を調査中に、約20メートル下の沢に転落し、後頭部を打った。
2/24 江戸川 清掃と畜業 清掃・と畜業
60歳代
10年
飛来、落下
その他の用具
フォークリフトにアルミ空缶の入ったコンテナを乗せ、コンベアにアルミ空缶を投入していたところ、フォークリフトのフォークからコンテナが落下しバウンドして、コンベア投入場所付近で作業していた被災者に当たった。
2/26 新宿 その他の事業 運輸・通信事務員
40歳代
7ヶ月
その他
起因物なし
被災者は、電化製品の通信販売業務等に従事していたが、事業場内のトイレでくも膜下出血を発症し転倒しているところを発見され、病院へ搬送されたが死亡した。
3/8 品川 その他の事業 技術者
30歳代
8年
墜落、転落
はしご等
電波塔に設置した自社のアンテナケーブル撤去作業の依頼のため、業者と同行して下見を実施。28階の撤去対象物の目視確認を終え、はしごにて26階へ下りようとしたところ、25階まで墜落した。
3/10 大田 清掃と蓄業 作業者・技能者
50歳代
14年
有害物等との接触
異常環境等
下水道の清掃作業において、被災者は、マンホール内の深さ約2.6メートルの地点で、事業場の代表者と共に倒れていたところを発見され、レスキュー隊により救出されたが、酸素欠乏症により2名とも死亡していた。
3/13 中央 その他の事業 一般事務員
30歳代
1年
その他
起因物なし
自宅にて心室細動を発症して倒れ、心肺停止状態となった。発症前2ヶ月間において、1ヶ月平均時間外労働時間数が80時間を超えていた。
3/26 池袋 小売業 管理者
40歳代
22年
その他
起因物なし
店舗内の男子トイレ個室内において倒れた。長時間労働があったと推定される。
3/26 中央 その他の事業 警備員
50歳代
13年
はさまれ、巻き込まれ
軌道装置
鉄道トンネルの改良工事で、作業中のドラグショベルの誘導等の業務に従事していた被災者は、トンネル内作業を終了し基地に戻るため保守用車のデッキ上に乗車していたが、保守用車が基地に収容された後、作業基地ホーム下(ホーム高さ110cm)に倒れているのが発見された。基地ホームの端に、被災者の衣類の繊維上の屑が10数メートルにわたり付着していた。
4/9 渋谷 清掃と蓄業 清掃員
60歳代
7ヶ月
墜落、転落
建築物、構築物
清掃作業員である被災者が、清掃を担当しているマンションの14階の共用外部廊下(高さ39メートル)から墜落した。当日は被災者の労働日ではなかったが、その外部廊下の風よけガラスが設置してある場所に管理室の折りたたみ椅子と清掃用ウエスがあったので、風よけガラスの上部を清掃していたと思われる。
4/10 三田 その他の事業 技術者
40歳代
13年
その他
その他の起因物
政情が不安定な外国において反政府デモの取材中、デモ隊と治安部隊が衝突し、何者かが発砲した銃弾が当たった。
4/11 三田 その他の事業 技術者
40歳代
25年
その他
起因物なし
被災者は、時間外労働時間が70時間から80時間を超える月が続き、特に平成22年2月、3月は海外出張が連続してあり、3月の時間外労働時間は100時間を超えている状態となっていたところ、自宅付近の路上で心筋梗塞により倒れた。
5/20 向島 その他の事業 技術者
40歳代
9ヶ月
おぼれ
その他の装置、設備
屋上に設置されたクーリングタワーの内部で、被災者は検査のために水を採取する作業を行っていたが、底部の約20cm水がたまったところに仰向けに倒れているところを発見された。
6/11 足立 清掃と畜業 作業者・技能者
30歳代
0年
墜落、転落
その他の用具
8階建てビルの外面の窓清掃作業において、被災者は屋上にいわゆるブランコをセットし、そのブランコを使って作業を始めたが、6階の窓ガラスを清掃しているときにブランコのロープ2本が切断し、地上へ墜落した。屋上の端のロープが当たる部分には、ステンレス製の雨どいがあった。
7/10 三田 卸売業 営業・販売関連事務員
50歳代
32年
その他
起因物なし
被災者は、休日出勤中、トイレ(大便房)内でくも膜下出血を発症した。発症前2か月平均の時間外労働時間は、1か月100時間45分だった。
7/22 足立 清掃と畜業 作業者・技能者
60歳代
1年
高温・低温の物との接触
高温・低温環境
被災者は、廃棄物のリサイクルセンターの屋内作業場において、ベルトコンベアー上を流れる廃棄物の選別作業を行っていた。終業時間前に作業を終了させ、保護帽を掛ける場所まで行ったところで倒れた。死因は熱中症であった。(当日、東京の16時の気温は35.4℃・気象庁HP)
7/24 足立 小売業 配達員
30歳代
0年
高温・低温の物との接触
高温・低温環境
被災者は、朝5時ころ、新聞を配達中に倒れた。死因は熱中症だった。
7/30 渋谷 その他の接客娯楽業 接客娯楽業
30歳代
3ヶ月
交通事故(道路)
乗用車、バス、バイク
被災者は、ワゴン車に同乗して高速道路を走行していた。トンネル内で前を走行していたトラックを追い越して走行車線に戻った際、ワゴン車がトンネルの側壁等に衝突し、被災者は車外へ投げ出された。
7/31 町田
(支)
小売業 その他の職種
60歳代
5年
交通事故(道路)
乗用車、バス、バイク
被災者が朝刊配達のためバイクで道路を進行していたところ、対向車がセンターラインを越えてきたため衝突した。
8/1 三田 通信業 その他の職種
30歳代
7年
おぼれ
被災者2名は、山間部で発生したヘリコプター墜落現場を取材するため、7月31日にガイドと共に徒歩で入山したが墜落現場を確認できず、一度入山地点まで戻った。その後、被災者2名のみで再び入山したが、午後9時30分ころから連絡が取れなくなった。8月1日に山岳救助隊が捜索した結果、死亡している2名を発見した。死因は溺死だった。
8/1 三田 通信業 その他の職種
40歳代
19年
おぼれ
同上
8/5 三田 その他の事業 技術者
20歳代
4ヶ月
おぼれ
山間部の地質調査のため、被災者と同僚の2名で現地に向かい、午前9時に別々の調査場所へ向けて入山した。午後5時の待ち合わせ時間になっても被災者が出発地点に戻らないため、警察官も加わり捜索したところ、翌日早朝に、調査範囲内の水深1mほどの沼地で死亡しているのを発見した。死因は溺死と思われる。
8/11 中央 金融業 一般事務員
50歳代
39年
墜落、転落
階段、さん橋
被災者は、地下3階の貸金庫の鍵が開かないため、上司を先導して1階から地下3階へ階段で下り、廊下を貸金庫の方へ歩いていたが、途中、地下4階へ向かう階段の方へ急に曲がり(理由不明)、階段の上部で倒れて踊り場まで12段(高さ約2.4m)転落し、頭部を打った。
9/9 大田 その他の商業 管理者
30歳代
1年
その他
起因物なし
フォークリフトのつめ部分に荷掛用ロープを掛け、首をつって自殺した。精神疾患によるものと推定される。
9/9 渋谷 小売業 運転者
20歳代
9ヶ月
交通事故(道路)
トラック
被災者は、小雨の中、濡れないようビニールで一部ずつ梱包された新聞をオートバイの荷台に載せて配達のため走行していたところ、新聞が荷崩れを起こし道路上に散乱した。その新聞を回収中、大型トラックにひかれた。
10/15 品川 その他の事業 作業者・技能者
30歳代
3ヶ月
飛来、落下
荷姿の物
被災者は、3トントラックから荷を卸す作業を行っていた。台車に積まれた状態の荷物(平台と呼ばれる組立式テーブルが15段、重量は350キログラム)が、高さ約0.7メートルのトラックのリフターから転落し、そばで控えていた被災者が当該荷物の下敷きになった。
11/2 三田 その他の事業 プログラマー
40歳代
19年
その他
起因物なし
自宅のトイレ前で、急性心機能不全となり倒れた。発症前の4か月間、月100時間以上の時間外労働が続いていた。
11/24 青梅 清掃と畜業 作業者・技能者
40歳代
25年
はさまれ、巻き込まれ
トラック
依頼主の敷地の廃材等撤去作業において、敷地前面の道路(傾斜約7度)に2台のトラックを縦列に駐車したところ、坂道の上手に駐車したトラックが動き出し、そのトラックと下手のトラックとの間で廃材撤去作業を行っていた被災者が、そのトラックと下手のトラックとの間に挟まれた。
12/3 中央 清掃と畜業 清掃員
60歳代
7年
墜落、転落
開口部
被災者を含む作業員2名で、前日夜から早朝にかけて降った大雨により地下の駐車場に雨水が溜まっていたため、マンホールを開き、地下ピットに雨水を流す作業を行っていたところ、被災者がマンホールから地下ピット(深さ約4m)に墜落した。
 

平成22年その他の産業 死亡災害事例

発生
月日
管轄署
業種 職種
年齢
経験
事故の型
起因物
発生状況
3/3 青梅 林業 作業者・技能者
60歳代
20年
墜落、転落
地山、岩石
山林の草木の刈り払い作業の指示を受け入山していたが、同人が使用していた車輌が山中に放置されているとの通報を受けた警察署が捜索したところ、崖下で死亡している被災者を発見した。
10/5 青梅 林業 作業者・技能者
60歳代
1年
切れ、こすれ
チェンソー
間伐作業において、被災者は、チェーンソーを使用して雑木の伐採作業に従事していたところ、自らのチェーンソーで左足大腿部を切り、傷が動脈まで達していたため出血多量により死亡した。
12/8 中央 農業 作業者・技能者
60歳代
40年
墜落、転落
立木等
マンション敷地内において椎の木の剪定作業を行うため、被災者は、その木に登り、地面からの高さ約5mの位置で枝に足を乗せ、その枝に安全帯をかけて剪定を行っていたところ、その枝が折れて、枝とともに地面に墜落した。
 

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