仕事中の熱中症に注意!

5月からクールワークキャンペーンを実施します! 
    7月、8月に多発! こまめな水分補給!

 宮崎労働局は、気温が上昇する5月からクールワークキャンペーンを実施します。
 クールワークキャンペーン中は、次の取組などの確実な実施をお願いします。

 ①WBGT値(※)の測定および低減対策の検討・実施
 ②緊急時の措置の確認や周知
 ③熱中症予防対策についての教育の実施
  ※WBGT(湿球黒球温度)とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、
   気温の3つを取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使っ
   て計算する値

 宮崎労働局においては、発生件数の高い建設業、建設現場の交通誘導等を行う警備業、林業等
の関係団体及び事業者団体(合計95団体)に対し、3月14日に「『STOP!熱中症 クールワーク
キャンペーン』の取組」について要請を行ったところです。
 今後も県内の企業や労働者の方々に熱中症予防対策の徹底を働きかけていきます。

【令和5年の熱中症発生状況のポイント】≪資料1≫
・宮崎県内における令和5年の熱中症による労働災害(休業災害及び不休災害)は100人で、前年(120人)を下回った《グラフ①》
・業種別では、建設業、農林業、製造業で全体の65%を占める《グラフ②》
・作業場所別では、屋外で74%、屋内で26%発生している《グラフ③》
・発生時期は7月と8月に多発しているが、9月に入っても最高気温が30度を超える日が多かったことから、前年(令和4年)に比べ、熱中症の発生が3倍増加した。また、平成23年と28年に林業で、令和2年に建設業で熱中症による死亡が発生している《グラフ⑤、⑥、⑧》
・熱中症の療養のために4日以上の休業を要する者は10人となり、前年(16人)を下回った《グラフ⑥》
・令和5年は全国的に平均気温が高かったことから、全国の熱中症による死傷者数(休業4日以上)は前年(令和4年)に比べ、大幅に増加している《グラフ⑦》
 

【宮崎県内の熱中症発生状況】
 令和4年に県内で仕事中に熱中症となり医療機関で治療を受けた人の数は120人で、前年
の68人を大幅に上回りました。これは、前年(令和3年)に比べ、最高気温が高い日が多か
ったことが影響しているものと思われます。
 業種別では建設業が40人で最も多く、次いで農林業が24人、製造業が20人となっています。

【熱中症による死亡災害】
 全国では、例年、20人以上が仕事中に熱中症となり亡くなっており、「休ませ様子を見てい
たところ様態が急変した」、「倒れているところを発見された」など、管理が適切になされて
おらず被災者の救急搬送が遅れた事例なども見受けられます。
 また、県内においても、過去10年間で2名(平成28年に林業、令和2年に建設業)の方が熱
中症で亡くなられています。

【添付資料】

資料1:職場における熱中症の発生状況
資料2:宮崎県における職場での熱中症による死傷災害の発生状況及び事案の概要(休業4日以上)
資料3:宮崎労働局長による(令和6年3月14日付け宮崎労基発0314第2号)
資料4:令和6年「STOP! 熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱
参考資料:リーフレット「STOP! 熱中症 クールワークキャンペーン」
厚生労働省ホームページ:職場における熱中症予防情報(熱中症ポータルサイト)
環境省ホームページ:熱中症予防情報サイト(熱中症警戒アラート等)

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