山形県内における福祉人材確保対策を効果的・効率的に推進するため、県内22の関係団体・機関の方々からお集まりいただき、それぞれの機関が実施する事業及び相互の施策について理解促進を図るとともに、必要な情報を共有し、福祉分野の人材確保に係る具体的な連携事項を協議することを目的として、平成29年度第2回「福祉人材確保推進協議会（拡大WECやまがた）」を2月17日に開催※しました。

※趣旨・目的が同種である、山形県主催の「山形県介護職員サポートプログラム推進会議」及び公益財団法人介護労働安定センター主催の「介護労働懇談会」との合同会議。

今回の会議では「職場環境の改善について～若い世代が働きやすい職場を目指して～」と題し、ワーク・ライフ・バランス支援、その中でも「子育て支援」を中心に協議を行いました。コーディネータとして、昨年10月に開催された第1回会議に引き続き、介護分野の諸課題に関する研究において数々の実績のある菅野雅子氏（フォスターリンク株式会社）をお迎えし、会の冒頭で全国的な状況をご報告いただきました。

とりわけ女性が多く活躍する介護業界にとって「子育て支援」は重要なテーマです。今回の協議会では、現場の取組成果の「生の声」を通じて議論に繋げたいという思いから、平成25年に山形県内の医療・介護事業では初めて「くるみん認定」を取得された尾花沢市の「特定医療法人　敬愛会」様、そして平成22年に山形県ワーク・ライフ・バランス優良企業知事表彰を受賞された「老人保健施設　のぞみの園」様からも参加いただき、それぞれ取組事例などを発表いただきました。

その後の意見交換では、くるみん認定取得の効果や各機関・団体として取り組む中での課題など多様な発言を通し、ワーク・ライフ・バランス支援に取り組むことが、労働条件や生産性の向上、そして人材確保のアピールになることを全体で共通認識することができました。

　そして最後には、参加の団体・機関から具体的な取組へのアクションが示されました。このことは本会議の成果として今後に繋げていきたいと考えます。そのためにもこのネットワークがより一層有機的に機能していくべきであると期待されます。

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