平成19年度における脳・心臓疾患及び精神障害等の労災補償状況

　東京労働局(局長　村木　太郎)管下18の労働基準監督署(支署)が、平成19年度に労災認定した脳血管疾患及び虚血性心疾患等(「過労死」等事案)事案の件数は60件、精神障害等(自殺事案を含む。)事案の件数は50件であった。
　東京労働局としては、今後とも過労死等の労災請求に対しては迅速・適正に対処するとともに、過労死・精神障害等の発生を防止するため、

	長時間労働抑制を第一の重点とした、時間外労働協定の適正化のための窓口指導の徹底、法令の遵守徹底のための監督、個別指導の強化のほか、過重労働が懸念される事業場に対して集団指導を実施することとしている。
	時間外労働の削減と適切な健康管理により、疲労の蓄積等による脳・心臓疾患等の健康障害を発生させない職場づくりを促進することを図る「過重労働による健康障害防止運動」(別添、資料番号1)を展開しており、平成20年9月8日には九段会館において「産業保健フォーラム」を開催予定である。また、現在、本運動の標語についても募集中である(別添、資料番号2)。
	「事業場における労働者の心の健康増進のための指針」(別添、資料番号3)の周知徹底を図っている。
	中小事業場においても、必要な保健指導等が適切に実施されるよう、地域産業保健センター(別添、資料番号4)の周知及び利用促進を図っている。