【新見労働基準監督署からのお知らせ】
【新見労働基準監督署】ゼロ災でいこう ヨシ!
~第33回備北地区ゼロ災運動研究集会が開催されました~
▮ゼロ災運動研究集会が開催されました
備北地区ゼロ災運動研究集会は、「ゼロ災・ゼロ疾病」を目指し、日夜ご努力いただいている各事業場におけるゼロ災運動を積極的にバックアップするために、一般社団法人岡山県労働基準協会新見支部が毎年開催しているものです。
今年も、令和4年11月22日に第33回備北地区ゼロ災運動研究集会が行われました。
ゼロ災運動は、人間尊重の理念に基づき、全ての事業場において全員参加で安全衛生を先取りして、一切の労働災害を許さず、ゼロ災害、ゼロ疾病を究極の目標に、働く人々全員が、それぞれの立場、持ち場で労働災害防止活動に参加し、問題を解決するいきいきとした職場風土づくりを目指す運動 です。
集会は、参加者全員での「ゼロ災でいこう ヨシ!」のゼロ災コール、支部長による開会挨拶で始まり、ゼロ災標語の表彰、新見労働基準監督署からの労働災害発生状況、労働災害防止対策の説明、國田労働安全衛生コンサルタントによる特別講演「時間はもどりますか?」などが行われました。
■ 新見労働基準監督署の説明・配布資料
新見労働基準監督署からは、労働災害発生状況、労働災害防止対策など
について説明を行いました。
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▮労働災害が増加しています
新見労働基準監督署管内(新見市、高梁市、吉備中央町の内の旧賀陽町地域)における休業4日以上の労働災害は、令和3年においては、残念ながら、平成28年以来の90件超となる95件でしたが、令和4年も災害増加の傾向が続いており、昨年の発生ペースを上回るペースで災害が発生しております。
死亡災害も、4年連続で発生しています。
「いってきます」と元気に出勤した労働者を、無事に「ただいま」と家族のもとに返すために、職場一丸となって、危険個所の洗い出し、機械設備の本質安全化などに取り組みましょう。
▮行動災害も労働災害です
管内でも増加傾向にある休業災害ですが、行動災害、即ち「転倒災害」や「腰痛」など労働者の作業行動を起因とする災害の増加も大きな要因の一つとなっています。
転倒、腰痛などは、日常生活でも発生すること、命に関わるようなものが比較的少ないことから、行動災害防止対策を講ずる必要性の認識に至っていない事業場も散見されます。
また、行動災害は、休業期間が長くなる傾向があります。
備北地区は人手不足が喫緊の課題ですが、人手不足の職場は焦りや急ぎから行動災害発生のリスクが高まります。行動災害が発生し、被災労働者が長期休業することにより、さらに人手不足となり、ますます災害発生のリスクが高まりますし、職場環境、人間関係の悪化も懸念されます。行動災害防止にも積極的に取り組みましょう
また、行動災害は、加齢による筋力低下や認知機能の低下、あるいは注意力の欠如等、個々の労働者の心身の状況が大きく影響しており、労働者ひとり一人が事業場における取組や地域における取組なども活用しながら、心身の健康の維持・向上に努めていくことも大変重要となります。
事業者と労働者が一体となった災害防止活動をお願いします
【管内事業場等における行動災害防止の取り組み事例】
A 事業場内の発生状況に基づいた対応、作業方法の見直しなどの取り組み事例
B 安全ルールの定着活動、腰痛防止体操、職長指導力強化などの取り組み事例
C 安全ルールの定着活動、ワンポイントレッスン、設備改善活動などの取り組み事例
≪参考≫ 安全に働くための体力の把握・改善・維持向上の取組事例
▮【予告】備北地区行動災害ゼロ運動を実施します
新見労働基準監督署では、岡山県労働基準協会新見支部との共催、管内各災防団体の協賛、管内の商工会議所、商工会の協力のもと、令和5年4月1日から令和6年3月31日までの期間、「備北地区行動災害ゼロ運動」を実施します。
【参考】「備北地区行動災害ゼロ運動を実施します(暫定版)」(PDF: 2.83 MB)
この運動は、増加傾向にある行動災害の撲滅に向けた活動を通し、誰もが安心して安全で健康に働くことができる社会、労働災害のない社会を実現するために実施するものです。
運動期間中は、行動災害防止を目的としたWeb講習会の開催や、皆様の取り組みにお役に立てるような情報の発信などを行ってまいりますので、皆様の事業場でも、これを機会に行動災害対策に取り組んでいただきますようお願いいたします
新見労働基準監督署では、皆様の事業場での取り組みの参考にしていただくために、今後、岡山労働局HPに
◎備北地区行動災害ゼロ運動の実施のお知らせ(今年度内公開予定)
◎行動災害防止にかかるWeb講習会(今年度内公開予定)
◎経営TOPによる「安全衛生方針」、労働者一人ひとりによる「安全衛生宣言」の表明による安全衛生活動の推進(近日公開予定)
◎行動災害防止のためのチェックリスト(今年度内公開予定)
◎行動災害防止の取組事例のご紹介(令和5年6月までに公開予定)
等の情報を掲載する予定としており、整備でき次第、順次UPしてまいります。
▮行動災害防止の取組事例を募集します
備北地区行動災害ゼロ運動の一環として、各事業場での行動災害防止への取り組みの参考にしていただくために、行動災害防止への取組事例を募集します。
下記の応募様式に、事業場で取り組まれている内容などをご記入いただき、新見労働基準監督署 監督・安衛課あてにお送りください。
どのように対策を講じればいいか、お悩みの事業場もございますので、是非ともご協力をお願いします。
■応募資格
管内(新見市、高梁市、吉備中央町の内、旧賀陽町地域)に所在する事業場とさせていただきます。
■募集方法
下記応募用紙の郵送又はFAX送付などにより、ご応募ください。なお、後日、取り組みの詳細についてお尋ねしたり、取り組み内容がわかる写真や資料のご提供等のご協力をお願いする場合がございます。
■提出先
〒718-0011 岡山県新見市新見811-1
新見労働基準監督署 監督・安衛課
TEL : 0867-72-1136 FAX : 0867-72-3479
■募集期間
令和4年12月1日から令和5年2月28日)【当日消印有効】
■収集した事例の活用
収集した取組事例につきましては、新見労働基準監督署にて取りまとめができ次第、岡山労働局HPの「監督署のコーナー」等で公開します。
■問い合わせ先
新見労働基準監督署 監督・安衛課 担当 伊藤・池田 ( 電話番号:0867-72-1136 )
【応募様式】行動災害防止事例応募用紙(PPTX:50.3KB)
▮備北地区行動災害ゼロ運動スローガンを募集します
管内のみなさまに「行動災害防止」についての意識を深めていただくために、「備北地区行動災害ゼロ運動」のスローガンを募集いたします。
■応募資格
管内(新見市、高梁市、吉備中央町の内、旧賀陽町地域)に所在する事業場に勤務されている方とさせていただきます。
■募集範囲
以下のテーマを踏まえたものを広く募集します。
なお、スローガンはポスターなどで使用しますので、簡潔かつより多くの方に親しみやすい字配りにもご配慮をお願いします。
①業種・規模にかかわらず、全ての事業場において、高年齢労働者の増加など就業構造の変化及び働き方の多様性を踏まえ、行動災害防止対策を講じる必要性が喚起できるもの
②事業者のみならず労働者側にも、行動災害の予防に必要な、安全意識の啓発や体づくりの必要性を喚起できるもの
③事業場の安全管理体制の強化を奮起させるもの
④労働者への安全衛生教育の必要性を喚起できるもの
■募集方法
下記応募用紙の郵送又はFAX送付などにより、ご応募ください。
■提出先
〒718-0011 岡山県新見市新見811-1
新見労働基準監督署 監督・安衛課
TEL : 0867-72-1136 FAX : 0867-72-3479
■募集期間
令和4年12月1日から令和5年2月28日)【当日消印有効】
■選考等
新見労働基準監督署にて選考を行い、スローガンを決定します。ただし、応募作品については、一部修正して使用することがあります。
なお、応募作品は未発表で自作のものに限ります。応募作品の著作権は主唱者に帰属します。
■発表方法
採用者に通知するほか、岡山労働局HPの「監督署のコーナー」等で発表します。
■問い合わせ先
新見労働基準監督署 監督・安衛課 担当 伊藤・池田 ( 電話番号:0867-72-1136 )
【応募様式】スローガン応募用紙(PPTX:48.0 KB)
▮関連情報等
◎厚生労働省HP「転倒予防・腰痛予防の取組」
転倒予防・腰痛予防の取組について紹介しています。「いきいき健康体操」、転倒災害を防止する「見える化」事例、啓発資料などを公開しています
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000111055.html
◎厚生労働省HP「腰痛予防対策」
令和3年度作成腰痛予防対策動画、腰痛予防エクササイズなどを公開しています
◎厚生労働省HP「高年齢労働者の安全衛生対策について」
エイジフレンドリーガイドラインなど高年齢労働者の安全衛生対策にかかる情報を公開しています。
◎厚生労働省 職場のあんぜんサイト「STOP! 転倒災害プロジェクト」
改善事例など転倒災害の防止に関連する様々な情報を掲載しております。