厚生労働大臣は、毎年、全国安全週間中に、安全衛生成績が極めて高い水準に達し他の模範と認められる優良事業場等に対して、安全衛生表彰を行っています。
平成21年度表彰において、県内では、ライオンケミカル株式会社ファインケミカル事業所が、厚生労働大臣優良賞の栄誉に浴されました。また、株式会社武蔵野化学研究所磯原工場が、厚生労働大臣奨励賞を受賞しました。
全国で、優良賞は12事業場、奨励賞は23事業場が受賞しています。県内事業場の優良賞受賞は、平成17年以来4年ぶりのことです。表彰式は、去る7月1日、グランドプリンスホテル赤坂(東京都)において行われ、舛添厚生労働大臣から授与されました。また、奨励賞については、7月3日、植松茨城労働局長から伝達されました。
厚生労働大臣優良賞
事業場名 |
ライオンケミカル株式会社 ファインケミカル事業所 |
所在地 |
神栖市東和田22 |
代表者 |
取締役ファインケミカル事業所長 藤岡憲一 |
◆受賞のポイント◆
ア |
事業所長が、基本方針の表明、目標の設定、実施計画などを盛り込んだ安全衛生防災計画の策定に自ら参画するとともに、運用状況の管理に積極的に取り組んでいること。 |
イ |
平成14年に労働安全衛生マネジメントシステムをISO14001に統合し、その運用を内部監査、外部監査を実施することにより、確実に実施するシステムが出来上がっている。また、132の作業についてリスクアセスメントを実施し、リスクレベルに応じた対策を順次実施していること。 |
ウ |
平成4年4月から平成21年3月末まで、278万時間無災害であり、現在も継続中であること。 |
舛添大臣より表彰状を授与される松村事業所次長様
|
左から松村事業所次長様、安全防災チーム宝理様
|
厚生労働大臣奨励賞
事業場名 |
株式会社武蔵野化学研究所 磯原工場 |
所在地 |
北茨城市磯原町磯原1,077番2号 |
代表者 |
取締役工場長 大塚典雄 |
◆受賞のポイント◆
ア |
工場長の下に安全管理室を設け、同室長を安全管理者に選任するとともに、安全衛生委員会、安全衛生推進員会、防火対策委員会、環境管理委員会の事務局に任命し、工場長方針の重点である環境・安全・健康の推進を実行できる体制としていること。 |
イ |
昭和50年から潜在災害発掘運動(モシモ・ヒヤリカード)を34年間継続している。その間約4,000件のカードが提出され、それに基づき機械設備の改善を図っている。平成20年からは、リスクの見積もりを取り入れたカードに改定し、工場内のリスクを定量的に評価できるようにした。 |
ウ |
平成8年8月から平成21年3月末まで、267万時間無災害であり、現在も継続中であること。 |
植松局長より表彰状を伝達される大塚工場長様
|
左から植松局長、鈴木安全管理室長様、
大塚工場長様、木下労働基準部長
|
|