子育てママの就活体験談
 

「目の前の収入」も大切だけど、
「やりたい仕事」で昇給、昇格を目指します
（後編）

 

（前編）「会社が求める人材」を意識して履歴書や職務経歴書を
作成すると面接に呼ばれる回数が増え、最終面接まで残るようになった✿✿さん。
しかし、次の就職先が決まらないまま刻々と退職日だけが近づいてきました。


 

個性とやる気をアピール

そこで、ハローワーク阿倍野マザーズコーナーの担当者は✿✿ さんへの「オススメ求人」を
準備。✿✿ さんが応募の手続きにこられた時に応募候補として提案。
自分で選んだ会社と合わせて検討していただくことにしました。

なかなか面接で結果が出ないのは、雇用条件にしか興味がないという気持ちが
面接でのやり取りに反映されているのかも？と考えたからです。

面接官は能力やスキル以外に、「この人は長く勤めてくれるかな？」
「長く勤めるのに必要な興味や関心を会社や仕事に持ってくれているかな？」という点も
見極めようとします。
 
マザーズコーナーの担当者が提案したのは、✿✿ さんから伺った職務経歴や得意なこと、
性格や好きなことなどを参考に、「この仕事面白そう」「営業でもこんな仕事ならやってみたい」と
✿✿ さんに思ってもらえそうな求人です。
 
ハローワーク阿倍野マザーズコーナーの担当者は「オススメ求人」の書類審査を通過した時に、
「きっと面接で、✿✿ さんは『この仕事は私にぜひやらせてください』と、しっかり熱意を
伝えられる」と確信していました。

結果は予想通り。複数の内定をいただくことができました。

 

働きたいと思った決め手

そして、最終的に✿✿ さんが選んだのは、月給18万円の営業職。

決め手は、

お給料が当初予定よりマイナス2万円は正直イタイ！

でも、面接の時に女性の営業職育成の話を聞いて「この会社で働きたい」と思ったそうです。
収入のマイナスはしっかり働いて取り返します、とのことでした。

ガッツ溢れる✿✿ さんなら昇給、昇進目指してV字回復されることでしょう。
 
会社からの採用報告には
と、コメントが添えられていました。
 
余談ですが、12月になって「面接はいつでも行けますか？」と聞くと、「仕事がある」と
驚きの発言。時間がもったいないとアルバイトを始めておられたバイタリティーに脱帽です。

目の前の収入よりも、「やりたい仕事」を選んで、働きたい！稼ぎたい！を長期的な視点で
実現した✿✿ さん。

身体に気を付けて元気でがんばってください。