第10次粉じん障害防止総合対策説明会が開催されました
 令和5年9月26日、第10次粉じん障害防止総合対策説明会が岩見沢市栗沢市民センターで開催されました。
 厚生労働省(旧労働省)では、昭和56年から「粉じん障害防止総合対策」を定め、以降5年ごとに時代の動きに合わせて対策を更新しながら、職場における粉じんによる健康障害の防止を推進してきたところです。
 本年度は、第10次粉じん障害防止総合対策の初年度となります。これまでの取組みにより、新たにじん肺の所見が認められた労働者は長期的には減少傾向にあります。かつては炭鉱やトンネル工事によるじん肺が多く見られましたが、近年はアーク溶接などを原因とするものが主となり、今なお全国で毎年100人を超える労働者に新規有所見が認められています。
 じん肺は、一度発症すると治ることのない病気です。今回、あらためて粉じん障害防止対策の重要性をご理解いただくため、管内の粉じん作業を行う事業場の安全衛生管理担当者の方にお越しいただき、説明会を開催いたしました。当日は、粉じん障害の防止に関する法令や技術的な事項について、また働き方改革や過重労働の防止について各担当職員から説明を行いました。