労働市場月報(平成17年5月)
1 求人倍率の状況
- 新規求人倍率(季節調整値)は、新規求職者数の増加(前月比5.9%増)に対し、新規求人数も増加(前月比13.3%増)したことにより、前月の1.80倍から0.13ポイント上回る1.93倍となった。
- 有効求人倍率(季節調整値)は、月間有効求職者数の増加(前月比1.3%増)に対し、月間有効求人数が減少(前月比1.5%減)したことにより、前月の1.37倍から0.03ポイント下回る1.34倍となった。
2 求人の状況
- 産業別では、建設業(60.0%増)、製造業(10.6%増)、情報通信業(62.3%増)、運輸業(46.8%増)、卸売・小売業(25.7%減)、飲食店・宿泊業(44.6%増)、医療・福祉(22.2%増)サービス業(29.2%増うちその他の事業サービス業(22.1%増))となっている。
製造業の内訳を見ると、食料品(47.4%増)、プラスチック製品(23.6%増)、金属製品(9.1%減)、一般機械器具(16.2%増)、電気機械器具(46.4%増)、情報通信機械器具(98.7%増)、電子部品・デバイス(30.2%減)、輸送用機械器具(20.6%減)等となってる。
- 有効求人数(原数値)37,627は、前年同月比1.7%増加となり3か月連続での増加となった。
3 求職の状況
- 新規求職者数(原数値)は8,282で、前年同月比1.1%減少となり6か月連続で減少となった。
- 新規求職者(常用:パートを除く)の態様別内訳(前年同月比)を見ると、在職者が24.6%と大幅に増加し、離職者が6.5%減少(うち事業主都合が2.7%減、うち自己都合が6.5%減)となっている。
- 有効求職者数(原数値)は32,586で、前年同月比4.6%減少となり28か月連続で減少となっている。
4 就職の状況
- 公共職業安定所の紹介による就職件数(2,795)は、前年同月比8.4%増加し2か月連続で増加となった。
(新規求職者に対する就職率は、33.7%)
5 雇用保険受給者の状況
- 受給資格決定件数(2,313)は、前年同月比7.7%減少し5か月連続で減少している。
- 初回受給者数(2,097)は、前年同月比4.4%増加となり6か月振りの増加となった。
- 雇用保険受給者実人員(7,665)は、前年同月比8.9%減少し31か月連続で減少している。
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