労働市場月報(平成17年3月)
1 求人倍率の状況
- 新規求人倍率(季節調整値)は、新規求職者数の減少(前月比1.4%減)に対し、新規求人数が増加(前月比6.5%減)したことにより、前月の1.90倍から0.15ポイント上回る2.05倍となった。
- 有効求人倍率(季節調整値)は、月間有効求職者数の増加(前月比2.0%増)に対し、月間有効求人数の増加(前月比8.8%増)が上回ったことにより、前月の1.24倍から0.08ポイント上回る1.32倍となった。
2 求人の状況
- 新規求人数(原数値)16,249は、前年同月比6.5%増加となり2か月連続の増加となった。
産業別では、建設業(16.0%増)、製造業(3.6%減)、情報通信業(66.9%増)、運輸業(21.9%増)、卸売・小売業(4.7%減)、飲食店・宿泊業(7.4%減)、医療・福祉(18.3%増)サービス業(19.0%増)となっている。
製造業の内訳を見ると、食料品(17.7%増)、プラスチック製品(17.9%減)、金属製品(0.8%減)、一般機械器具(28.5%増)、電気機械器具(16.5%減)、情報通信機械器具(22.8%減)、電子部品・デバイス(35.8%減)、輸送用機械器具(15.8%増)、等となってる。
- 有効求人数(原数値)42,386は、前年同月比2.8%増加となり3か月振りの増加となった。
3 求職の状況
- 新規求職者数(原数値)は8,657で、前年同月比13.4%減少となり4か月連続で減少となった。
- 新規求職者(常用:パートを除く)の態様別内訳(前年同月比)を見ると、離職者が26.2%減少(うち事業主都合が30.0%減、うち自己都合が22.6%減)となっている。
- 有効求職者数(原数値)は30,417で、前年同月比7.2%減少となり26か月連続で減少となっている。
4 就職の状況
- 公共職業安定所の紹介による就職件数(3,089)は、前年同月比4.8%減少なり4か月連続での減少となった。
5 雇用保険受給者の状況
- 受給資格決定件数(2,131)は、前年同月比5.9%減少となり3か月連続の減少となった。
- 初回受給者数(1,467)は、前年同月比11.3%減少となり4か月連続の減少となった。
- 雇用保険受給者実人員(7,626)は、前年同月比12.2%減少し29か月連続での減少となっている。
(雇用保険受給者実人員は、3か月連続で7,000人台で推移している。)
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