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■ 熱中症による死亡災害が増加


 職場における熱中症による全国の死亡者数については、今夏の猛暑の影響を受け、9月1日時点の速報値で33人(うち建設業13人、製造業5人、運送業2人、警備業2人、農業4人、林業1人、その他6人)となっており、例年と比べて極めて高水準の発生状況となっています。【下表参照】
 すでに盛夏を過ぎているものの、今後も平年に比べ高温が続くとの気象予報もあり、今しばらくは労働者の休憩場所の整備、作業時間の短縮、水分・塩分の摂取、透湿性及び通気性の良い服装の着用等の対策を徹底するとともに、作業前の労働者の健康状況の確認、作業開始後の作業状況の確認をする等の対策を講じましょう。(「職場における熱中症予防対策自主点検表」を活用してください。)
 また、睡眠不足、体調不良、前日等の飲酒、朝食の未摂取、感冒等による発熱、下痢等による脱水等は熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。日常生活においても自らの体調管理に気をつけましょう。
 もし、暑い環境下で、めまい・失神・筋肉の硬直・大量の発汗の症状が出た場合は熱中症が疑われます。症状を悪化させないために、まずは涼しい環境へ避難することを心がけましょう。




[参考資料]
リーフレット「職場における熱中症の予防について」
「職場における熱中症予防対策自主点検表」





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